久し振りに和泉市内田町にある「久保惣記念美術館」へ行ってきました。
前回は今年5月の桃山時代から江戸時代に制作された絵画で「源氏・応挙・若冲」展でしたが、今回は江戸時代の歌川広重が晩年に制作した「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)」全70点(目録含む)の展示です。
今年の6月30日(日)から8月25日(日)の開催であと少しになったので、見逃さない内にと思って先日観に行ってきました。
空いている時が良いなぁと思い、平日の暑い昼下がりに行ってきました。
下の写真は受付のある新館の正面玄関でガラス越しに写っているのが中庭です。
館内に入ると「あぁ~涼しい~」・・・。
エアコンが効いて極楽気分になりました。
最初は旧館の「歌川広重」の「六十余州名所図会」から楽しむことにしました。
いったん庭に出て旧館までの通路へ・・・。
中庭に出ると軒下に風鈴が吊るされて、池には睡蓮が咲いていました。
5月に来た時も咲いていて、その時は今年初めて観た睡蓮でした。
庭に咲いている赤い花は百日紅と思います。
夏の間長いこと咲いてくれる花ですよね。
旧館へのアプローチは路地を歩くようで私の好みです。
右側の蔵造りでなまこ壁の建物は「久保惣市民ギャラリー」です。
絵画や書・陶芸・写真等の作品展等の発表の場として市民に活用されています。
さらに奥へ進むと見えて来る円筒の建物は収容数120席の音楽ホールの「久保惣市民ホール」で演奏会等の会場として用いられています。
そして旧館へ・・・、突き当りが旧館の入り口です。
ロビーもゆったりして、大きなガラス窓の向こうは庭園になっています。
いい感じでしょう。
旧館の展示室にはメインの歌川広重の作品「六十余州名所図会」(畿内・七道の66国と壱岐・対馬2国を合わせた日本全国の名称)が展示されています。
七道は「東海道・東山道・北陸道・山陽道・山陰道・南海道・西海道」の七つとありました。
下の写真はホームページから拝借しましたが、絵は六十余州名所図会のひとつで地元和泉国の「高師はま」(現高石市高師浜)です。
旧館内に展示された畿内の絵は前述の「大阪和泉の高師はま」のほかに「京都の渡月橋」・「奈良の龍田川」・「大阪枚方の男山」・「大阪摂津の住吉大社のある住吉の浜」が描かれていました。
展示室は撮影禁止になっているので写真は撮っていませんが、歌川広重が描いた日本の名所・・・、近場であったり、旅行で訪ねた所もあり旅先のこと等を思い出しながら鑑賞しました。
展示室を出て旧館のエアコンの効いたロビーの長椅子に座って庭を眺めながらしばらく休憩・・・。
たまには美術鑑賞もいいものです。
近場に美術館があるのが有り難いです。
明日から私のブログ「親父の休日」は18日まで夏休みにします。
みなさんのブログにも訪問できないので、よろしくです。
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