5月9日(水) 雨のち曇り

 

大阪では、GW最終日の夕方から雨が降りだし、月曜日は大雨、昨日は晴れるかと思っていたらすっきりせず、今朝まで雨が残っており、肌寒い一日でした。

 

今日は映画を観に行く予定で、まだ残っている雨にヤキモキしましたが、9時前に雨は止みましたので、いつものように自転車で映画館へ行きました。

 

観てきたのは、5月5日の舞台挨拶の抽選に 『落選』 した、『ラプラスの魔女』です。

 

(C)2018「ラプラスの魔女」製作委員会

 

映画『ラプラスの魔女』公式サイト

 

監 督 : 三池崇史
原 作 : 東野圭吾
脚 本 : 八津弘幸
出 演 : 櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰、志田未来、佐藤江梨子、TAO、玉木宏、高嶋政伸、檀れい、リリー・フランキー、豊川悦司

 

あらすじ

地球化学の専門家・青江修介教授(櫻井翔)は、温泉地で、硫化水素中毒により男性が死亡した事故の調査を担当する。
刑事の中岡(玉木宏)は、妻による遺産目当ての計画殺人を疑い、青江に意見を求めるが、青江は事件性を否定する。
数日後、別の地方都市でも硫化水素中毒による死亡事故が発生し、中岡の調査で2人の被害者には、映画監督の甘粕才生(豊川悦司)を介して繋がりがある事が判明する。
2か所の事件現場で青江の前に謎の女・羽原円華(広瀬すず)が現われ、これから起こる自然現象を言い当ててみせ、自分の事をを「ラプラスの魔女」と言う。
彼女は2つの事件に関連している青年・甘粕謙人(福士蒼汰)を探しており、青江に協力を頼むが……。

 

公開1週目の平日朝一の上映。いつもの映画館の2番シアター(449席)一番大きなスクリーンでした。

 

いつも平日に映画を見に行くので、劇場はガラガラの事が多く、自分の座席の列に誰もいないことが普通ですが、今日は違っていました。

開場してすぐだったので、まだガラガラの状態で座席に座ると、すぐに左隣に1人で来た女性が座り、なんとなく気まずい雰囲気に(笑)

隣の女性、(多分)この席で間違いないかどうか、座席の列の入り口まで列番号”I”を確認に行ってました(笑)。

僕も、最前列から数えて、自分の席が”I”の列かどうかABCD・・・って数えて確認しました(笑)。

 

しばらくすると、次々に観客が入ってきて、僕の右隣にも2人連れの女性が座りました。観客は80人ぐらいだったと思います。

毎週水曜日のレディースデイということもあるでしょうが、ほとんどが女性なのはやっぱり”櫻井翔効果”でしょうか。嵐恐るべし。

いや、”福士蒼汰効果”もあるでしょうね^^

 

原作は東野圭吾の同名小説、もう東野圭吾の小説、映画化されまくっていますね。僕は未読です。

 

題名の『ラプラスの魔女』は、『ラプラスの悪魔』に由来していて、フランスの数学者”ピエール=シモン・ラプラス”が提唱した

 

「計算によって、未来を予見できる知性」

・・・もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。
— 『確率の解析的理論』1812年

 

という概念から来ています。

 

その『ラプラスの魔女』が、われらが広瀬すずちゃんです。

(C)2018「ラプラスの魔女」製作委員会

 

『ちはやふる』や『チアダン』、『四月は君の嘘』、『先生!』の様な、「すずちゃん中心」の作品ではないですが、『怒り』や『三度目の殺人』の様な、重要な役柄だけど出演シーンはそれほど多くない作品でもなく、主演とと言って良い作品でした(映画の題名の役柄ですしね)。

 

分かりにくいけど、冒頭から出演シーンがありますし、やっぱりすずちゃんが出てくると、(僕がすずちゃんファンだということを差し引いても)空気が変わります。

 

かわいいのはもちろんなのですが、あの目に引き込まれてしまいます。今までの作品でも、彼女の目力に注目していましたが、今回の作品では特にそれを感じました。

(C)2018「ラプラスの魔女」製作委員会

 

アップでの彼女の強い視線、今まで見たことなかった表情もありました。温泉旅館でジュースをこぼした子供をにらむ視線から、おおっと思いましたが、次々と彼女の目力を感じるシーンがでてきます。

少し怖いと感じる視線が、弱く優しい目になるシーンもあり、そのコントラストもグッときました^^

 

次々と話題の映画作品に出演しているすずちゃんですが、まだまだこれからが期待の若手女優です。出演する映画ごとに、新しいすずちゃんを観ることができて、今後も楽しみです。

 

次の映画は、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。これは2011年の韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』のリメイクで、篠原涼子さんの女子高生時代の役柄で、W主演です。オリジナルも大好きな映画でしたので、とても楽しみにしています。

 

そして、来年にはNHKの朝の連ドラ『夏空-なつぞら-』が控えています!


主演の櫻井翔さん、青江修介教授役は、よくあるエキセントリックな天才科学者でもなく、次々と謎を解決する切れ者というわけでもなく、素朴で優しい若き大学教授の役がらで、櫻井翔さんのイメージにはよく合っていて、好演していたと思います。

(C)2018「ラプラスの魔女」製作委員会

 

でも、主演で一番出演シーンは多いのですが、主役というよりは、ストーリーテラーの役割でした。

彼自身の大きな見せ場が無いというか・・・嵐ファンは満足したのでしょうか?

 

甘粕謙人役の福士蒼汰さん、出演シーンはそれほど多くありませんが、物語のキーパーソンであり、見せ場を作っていました。

原作は読んでいないので、また違うのかもしれませんが、この映画では、、広瀬すずと福士蒼汰が主役の物語だと思えました。

 

福士蒼汰さん、僕にはNHKの朝ドラ『あまちゃん』に出演していたイメージがまだ残っているのですが、『あまちゃん』以後数々の映画やドラマに出演されていて、良い役者さんになってきたと思います。すずちゃん同様、期待の若手俳優ですね。

 

その他には、玉木宏、高嶋政伸、檀れい、リリー・フランキー、豊川悦司と豪華キャストでした。

 

豊川悦司さんも非常に重要な役柄で、怪演でした。リリー・フランキーさんは、いつもとイメージが違う役柄でしたが、安定の演技でした。玉木宏さんは、櫻井翔さんと絡むシーンがメインで、出演シーンはある程度ありますが、あまり見せ場はなかったも。

高嶋政伸さんは、原作では重要な役柄みたいですが、映画ではあんまり出演シーンはありません。檀れいさんは、すずちゃんの母親役で、回想シーンのみでした。

 

後は、多少ネタバレ気味に感想を書きます。

 

 

物語としては、純粋なミステリーではなくSFの要素が多分にあって、突っ込みどころも多々ありました(笑)。

 

『ラプラスの悪魔』に由来するという事は、犯人が超常現象を起こして犯罪を犯すというわけではなく、未来を予測し、それを利用して犯罪を犯すはずですが・・・?

確かに超常現象を引き起こしているわけではありませんが、疑問は残りました。クライマックスシーン、そんなに都合良く気象異常が起こります?

 

さて、映画の帰り道、先日ブログで紹介した久宝寺緑地シャクヤク園に寄りました。

 

月曜日の大雨で、かなり傷んだ花もありましたが、まだまだ満開のシャクヤクを楽しめますし、まだつぼみの花もたくさんありました。

 

ちょっと傷んだ花もありましたが

 

まだまだ元気な花も多いです。

 

まだ完全に開いていませんが、『白雪姫』という素敵な名前の花

 

その横には、『かぐや姫』という品種が立派な花を咲かせていました。

 

別の場所には『楊貴妃』

 

シャクヤク園、もう少しの間楽しめそうです。

 

本日の走行距離:17.93km、平均速度:16.23km/hr.

 

おわり