難しい問題に出会し、いきなり全てを解決させようと、考え倦(アグ)ねる。

あれも可能性がある、こちらも可能性があるかも知れないなど。

それは、物事を難しく捉える癖がある、と言う視点も成り立つんです。

何故難しく捉える癖があるのか?

それは、失敗した時の言い訳を先に考えている、その様にも見えない事ともない。

失敗した時の言い訳を考える時間があるならば、取っ掛りを探す時間も充分あるはず。

何故先に失敗した時の言い訳を考えるのか?

一つは、自意識過剰でもあると言えます。

皆に見られていると言う意識が強いために、先に失敗した時に人に説明する言い訳を考えるのではないかと思うんです。

 

でも、その自意識過剰も、注目されたいと言う考えから、起こる意識であって、非難するばかりでは意味がない。子供時代の、親に注目されたかった思いが、自ら自分に意識を持っていっている場合があるのではないかと思うんです。

ですから、一概に非難すべき事だと一笑すれば良い訳でもないんです。もし家族ならば、一時的に、積極的に注目してあげたら、だいぶ収まると思います。

 

話を戻しますが、難しく捉える癖は、簡単に捉える素晴しさを体験すれば、直っていくと思います。要するに、今の自分が出来る範囲を規定出来れば、物事を難しく捉える癖は取れる。言葉を替えると、取りかかる前に、自分の限界を、悪いものとして考えない。それはそれとして考える。

そして、今の自分で出来る事を懸命に取り組む。それが、「'can be' simple is the best(シンプルに出来る事がベスト)」なんです。