白坂です、

 

取引の利益とは?

もし、今から約160年前の
江戸時代の人が、現在:2022年の
日本にタイムスリップして来たとしたら、
きっと腰を抜かすと思われます。

なぜなら、

・みんなが当たり前に
 色とりどりの服を着ていて、

・みんなが当たり前に
 色々な和食・洋食・中華を食べていて

・みんなが当たり前に
 鉄筋など立派な家・アパート・マンション、、、に住んでいて

・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・
 クーラー・自動車・パソコン・スマホ、、、を
 当たり前に使っていて、、、


「なぜ、これほどまでに豊かな生活を
 することが出来るようになったのか?」


と驚くはずです。
もし、その理由の本質を一言で表すならば、
日本は戦後の資本主義の中で


取引の利益を得ることが出来たから


だと言えます。
どういうことか?

・江戸時代の人たち :
 自給自足が基本

・戦後の現代の人たち:
 取引の利益を得続けている

取引の利益で
最もイメージしやすいのは、
『わらしべ長者』の物語。

最初に、たまたま偶然に手につかんだのが
「わら」だったにも関わらず、
どんどんと価値の高いものに交換していくうちに
長者になることが出来た、、、という原理。

実際、
日本など先進国の人たちは、みんな
知らず知らずのうち、リアルで
わらしべ長者になることが出来ていたわけです。

自給自足というのは、
要するに、衣食住その他を
全て自分自身、もしくは自分たち
家族だけで全てやってしまうという生き方。

だから、
確かに、衣食住を全て何とか賄うことは
出来たけれど、価値の高いものと次々に
交換していく、、、ということを
あまりしていなかった。

つまり、
取引することによって得られる
取引の利益を、ほとんど得られていなかった。

ところが、
戦後、日本にも資本主義的な考え方が
浸透していくにつれて、自給自足から

・分業

・特化

・取引

が進みました。

たとえば、
現代でも、非常に優秀な人であれば、
「医者」と「飛行機の操縦士」の両方の
資格を得ることは物理的には可能でしょう。

しかし、
仮に能力的に、
そして物理的にも可能だったとしても、

・医者だけに専念して、その後、数十年間
 医者として生きている人

・飛行機の操縦士だけに専念して、その後
 数十年間、操縦士として生きている人

の両者より
確実に経験で劣ります。

両方ともが出来るようになることは可能でも、
その道一筋の専門家には敵わない。
つまり、より小さな価値しか創れない。

だから、
両方を目指すのは経済的に賢くないわけです。
もし、最大の価値を提供しようと思えば、


【特化した方が、より効率良く、より大きな価値が提供できる】


だから、
たとえば、社会の中で分業が進み、
各個人は特化した。

・超一流の医者は、服を創れない
・超一流の医者は、食べ物を育てられない
・超一流の医者は、住む場所を建てられない

しかし、
・超一流の医者であれば、


人の病気を治すことで大きな価値を提供できる


その
提供した価値の大きさに見合うだけの
お金を受け取る。そして、受け取った
お金を使って、


色々な物と交換していく


自分自身で作るよりも
はるかに安い経費で、
しかも良質の服・食べ物・家を
手に入れ続けることが出来るようになった。

仕事を通じて、
より大きな価値を提供しながら、
お金という道具を使った取引で
別の価値あるものを得続けていく。

それを、
戦後70年以上、日本人のそれぞれ各自が
やり続けた結果、つまり、


取引の利益の結果で豊かになり続けている


もし、
お金という道具を使った取引が出来なければ
必要な衣食住・その他が手に入れられません。

もし、
お金という道具を使った取引が出来なければ、
全て自分でやることになり、全てが割高で
しかも低質のものしか手に入れられません。

だから、
資本主義の基本は、


・分業

・特化

・取引


取引がない社会は10年・20年・30年前と
現代で、それほど生活に大きな差が生まれない。

逆に、
取引を盛んにするようになったからこそ、
安くて良質なものを、どんどん手に入れられる
ようになった。

つまり、
現代社会は


取引の利益によって豊かになった


だから、
・まずは取引をすること

・次に取引の機会を増やせるように
 特化した仕事で、より大きな価値を創り、
 より大きなお金を受け取っていく

・最後に、取引そのものを上手になっていくこと。
 相対取引よりも、「買い手」と「売り手」の
 両方が多数参加している市場を、上手に
 利用していくこと。

そうすれば、
今まで通り、そして、今まで以上に、
取引の利益の享受を受けられるように
なっていきます。

自分自身で全てやろうとするよりも
何倍・何十倍、、、と少ない経費で、
より価値の高いものを、市場を通じて手に入れられます。
すなわち、今後も


複利で豊かさを拡大させることが出来ています

 

取引の利益とは?

今回は以上です。
本日も文章をお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。

白坂慎太郎

 

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