白坂です、

今回は、
私自身の失敗談を共有いたします。


私は
23才から30才まで進学塾の講師として
大手学習塾に勤めました。

途中、プライベートの方で離婚を経験し、
どうしても人生を変えたかったので、
30才の時に会社を辞めました。

ただ、
「とりあえず会社を辞める。
辞めた後のことは、辞めてから考える」
という決断でした。

会社を辞めて1か月間は、
ヒタスラに本を読んでいました。
もちろん、「次にどうするか?」を考えるため、です。

結果、

会社を設立し、同時に、
フランチャイズに加盟する形で、
独立起業することになります。

フランチャイズに加盟した理由は、
独立起業の経験が初めてだったので
いきなり自分の塾で、、、というのが
単純に不安だったから、です。

もちろん、フランチャイズ塾とはいえ、
生徒ゼロ名からのスタートです。
最初の5か月間は毎月赤字でしたが、
6か月目に黒字化することが出来ました。

しかし、

結果的に、せっかくゼロから立ち上げた
フランチャイズの塾を、黒字化後
わずか1年で他社さんに売却することになります。
理由は、


私が塾業界の素人ではなかったから


「進学塾」出身の私には、
「個別指導塾」が気質的に
どうしても合いませんでした。

進学塾では、
県内で最も勉強が出来る子どもたちを
開成中・灘中・ラサール中に合格させるために、
年末年始も返上で受験指導していました。

一方、

個別指導塾は、
公立中学校の授業が理解できない
中学生対象の補習的な塾でした。

売り物が
「合格」から「生徒満足度」のサービス業に
変わったことに、私自身の気質が
どうしても合いませんでした。

フランチャイズは、
業界初心者が、本部が提供する仕組み通りに
経営した方が上手く行く可能性が高い、、、ということを
後から知ることになります。

なぜなら、
私の塾を買ってくれたのが、


水産業の会社さんだったから、です。


塾のフランチャイズに関して言えば、
本業が「農林水産業」「建設業」、、、という
会社が多かったです。

と言うのも、

「農林水産業」や「建設業」は、少ない収益機会に
大きな金額を売り上げる不確実性の高い事業であるのに対して、
塾は少額ながらも、毎月・毎月、授業料という定期的な収益を
期待できる安定型の事業だから、です。

つまり、
「農林水産業」や「建設業界」の会社にとって
「塾ビジネス」は、


リスク分散になる事業


ということ、です。
このようなことは全て塾を実際に
売却してみて初めて学んだことです。

せっかく
ゼロから立ち上げた塾を、
わずか1年半弱で売却しました。

投資した「お金」や「時間」を考えると
明らかに失敗体験だったと言えます。
ただ、


【失敗は成功の母】


少なくても、
1度は、生徒ゼロから黒字化まで持って行けた体験が
次の2回目の塾立ち上げに大いに活きることに
繋がっていくことになりました。

今回は以上です。
本日も文章をお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。

白坂慎太郎