白坂です、

グローバルニッチとは?

・グローバル:全世界
・ニッチ  :隙間市場

なので、
グローバルニッチとは、

【全世界で見た場合の隙間市場】

ということになります。

企業経営というのは、
市場での1位を目指して行います。
であれば、

・誰もが必要としている広い市場での
 1位を目指すか?

それとも、

・ある特定の限られた狭い隙間市場での
 1位を目指すか?

のいずれかが「戦略」ということになります。

・誰もが必要としている広い市場というのは商品が生活必需品です。

 衣食住やエネルギー関連などは市場が広い。
 広いから需要も莫大。当然、供給も莫大。
 「莫大な需要」と「莫大な供給」の中で1位を目指す。

一方、

・狭い隙間市場というのは「ぜいたく品」です。
 
 みんなが必要としている商品ではありません。
 買いたい人だけが買うという「ぜいたく品」です。
 「ぜいたく品」なので当然「高級・高価格」となります。

 顧客数が少なければ・少ないほど狭い隙間ということになります。
 顧客数が少ないのですから当然に供給も少ない。
 少ない顧客に対して少ない供給の中で1位を目指す。
 (ニッチ・トップ戦略)

たとえば、
グローバルニッチで1位を獲っている企業の代表例が
レーザーテックという企業です。

レーザーテック は、
半導体検査装置を提供しています。
そして、


3社の顧客からの売上が70%です。


ちなみに、
その顧客3社というのは、

・台湾のTSMC
・米国のインテル
・韓国のサムスン、です。

普通、
顧客が3社とかであれば事業は成り立たない気がします。
しかし、


1台の検査装置が40億円


とかであったりすると
十分に事業として成立するわけ、です。

レーザーテックはレーザーテックだからこそ作れる
超高性能にして独自の半導体検査装置を提供することで、
ピーク時で時価総額3兆円企業となりました。

このように、
グローバルニッチというのは


【全世界で見た場合の隙間市場】


全世界で見ても顧客数は少ない。
しかし、その少ない顧客は確実に求めている。

結果、顧客が求めている需要に対して
独自製品を提供することで成功している
日本企業も複数存在しています。

今回は以上です。
本日も文章をお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。

白坂慎太郎