白坂です、
文章のご確認、感謝しています。
ありがとうございます。
まず、
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『地球人財として輝く帝王学』
さて、
ドバイ
ドバイに行って来ました。
今回は、ドバイに関する学びを共有させていただきたいと思います。
・国名:アラブ首長国連邦
・首都:アブダビ
・最大都市:ドバイ
アラブ首長国連邦は、7つの首長国から成っています。
アメリカが50の州からの合衆国であるのに似ています。
アラブ首長国連邦は、基本、砂漠が広がる荒野の土地です。
なので、農業や工業に向いておらず、歴史的にはとても貧しい地域でした。
しかし、首長国の1つであるアブダビで石油が出たことにより20世紀に急に発展し始めます。
一方、
ドバイも石油は出るには出ますが、アブダビほどではありません。なので、今からわずか28年前の1990年までは砂漠が広がる荒野の土地のままでした。日本がバブル経済で沸いていた頃、ドバイには何もなかったわけです。
ところが、
ドバイは、かなり思い切った政策を取ります。
とにかく、まず「人に来てもらう」ことに集中したわけです。
そのうちの1つが、
無税
「みなさん、ぜひドバイに来てください!
ドバイは無税です!!
・所得税:ゼロです!
・法人税:ゼロです!
・譲渡益課税:ゼロです!
ドバイは完全無税です!
なので、みなさんぜひドバイに来てください!!」
世界には香港やシンガポールなど、「租税回避地(タックスヘイブン)と呼ばれる地域が複数ありますが、その中でもドバイは最強の租税回避地でした。何せ、当時は完全無税でしたから。
(注:今年2018年に、付加価値税:5%が新設されたことにより現在は完全無税ではなくなっています。)
無税の魅力に惹かれて、世界のお金持ちたちがドバイに集まり始めました。基本的に、税というのは累進課税になっているので高所得者になれば・なるほど支払う税金が大きくなります。だから、高所得者になれば・なるほど、真剣に税金と向き合っているわけです。
ドバイは世界一の租税回避地(タッスクスヘイブン)を打ち出すことで、まずは世界のお金持ちたちが集まる国となりました。お金持ちが集まるとお金持ちが自分たちの資産を国に置き始めますから自然と金融業がさかんになります。結果、銀行や証券会社の高層ビルが建ち始めました。
銀行や証券会社の高層ビルが建ち始めると、その銀行や証券会社が雇用を生みます。金融機関で働く人たちが集まります。
ドバイは、地理的にインドやパキスタンが近いので、仕事を求めたインド人やパキスタン人がたくさん集まって来ました。結果、現在、ドバイに住んでいる人のうち
・インド人・・・・・53%
・パキスタン人・・・13%
・バングラデシュ人・ 8%
と、南アジア人が人口の74%が住んでいます。
元々のアラブ人が17%ですから、現地の人の4倍以上も南アジアの人たちが住んでいることになります。なので、ドバイは、別名:「世界一美しいインド」と呼ばれてもいます。
このように、1990年まで砂漠が広がる荒野の土地だったドバイは、わずか10年の2000年には高層ビルが立ち並ぶ近代都市への道を歩み始めました。さらに2000年代にはさらなる成長をし続け、2009年のドバイショックまでは世界屈指の高成長を実現しました。
結果、
首都のアブダビよりも人口が大きくなり、アラブ首長国最大の都市となり、かつ、中東で1番の金融都市となりました。
ただ、金融業というのは、他の農業や工業に比べて上下変動が大きい産業です。年によって業績に大きな変動があります。特に、リーマンショックの影響を受けたドバイショックにより、ドバイは2010年に大きな落ち込みを一旦、体験することになります。なので、金融業に並ぶもう1つの産業の柱となっているのが、
観光業
「世界一の観光施設があります!
・世界一高い建物:「ブルジュ・ハリファ」があります!
・世界一の7つ星ホテル:「ブルジュ・アル・アラブ」があります!
・世界一大きなショッピングモール:「ドバイ・モール」があります!
ドバイには世界一の観光施設があります!
なので、みなさん、ぜひドバイに来てください!!」
結果、
ドバイは中東で1番、そして全世界で見ても8番目の観光都市となりました。
1990年までは砂漠が広がるだけの荒野だったドバイ。
それが、わずか28年にして世界有数の金融都市であり観光地となった、、、何もなかったからこそ、思い切って
「世界一」を目指した国家戦略によって成功したのがドバイです
ドバイ
貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。
白坂慎太郎
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