白坂です、

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『地球人財として輝く帝王学』

さて、

人の人生は、個人の内側からの働きと外の環境からの働きの両方から創られています。もし、人生がなかなか変わらないとしたら、それは本人自身が内側から安心・安定を望んでいることと、もう1つは外側の環境から安心・安定の圧力がかかっていることの両方に寄ります。

つまり、人の本心は変わりたいではなく変わりたくない。
今までの状況が今からも続いて欲しい。そういう人間同士が、家庭なり会社という組織を創っています。1人・1人が変わりたくないわけですから、当然、組織全体も変わりたくないが本音です。今までと同じであれば居心地が良いから。

だから、仮に、自分自身が内側から「変わりたい!」と強く願っても、外の環境からの「今までが良い」という圧力を受けて、変わらない方向へ戻される。だから、結果的には変わらない。過去の延長線上の人生が続いていきます。

人のポジティブ・ネガティブというのは、絶対的なものではなく、相対的なものです。
どんな時も、どんな人が相手であっても、いつもポジティブという人はいません。
どんな時も、どんな人が相手であっても、いつもネガティブという人もいません。

・自分がポジティブであれば、相手は相対的にネガティブな態度を取ることで今までの居心地の良かった場を無意識に守ろうとします。「これは上手く行く!」と力説すればするほど、「本当に大丈夫なの?」と相手は心配になります。

・自分がネガティブであれば、相手は相対的にポジティブな態度を取ることで今までの居心地の良かった場を無意識に守ろうとします。「ダメかもしれない」と弱きになると、「大丈夫!頑張って!!」と相手は励まします。

つまり、感情や言動というのは、その人の絶対的な性格によって決まるのではなく、場によって相対的に決まるということです。無意識と無意識で、目に見えない感情の綱引きをし続けることで、今までの居心地の良かった場を協力して維持しようとし続けます。だから、

・家庭や会社の中で、誰かがものすごくポジティブだと、誰かがものすごくネガティブになります。
・家庭や会社の中で、誰かがものすごく成果を上げようとすると、誰かがものすごく足を引っ張ろうとします。
・家庭や会社の中で、誰かがものすごく活躍すると、誰かがものすごく大きなミスをします。

ネガティブになる相手も、足を引っ張る相手も、大きなミスをする相手も決して悪気はありません。これは場が創り出している無意識の力学に寄るもの。

1人1人が安心・安定を望んでいる。今までの居心地の良かった環境に満足している。
その人が集まって家庭や会社という組織を創ると、場の安定を守るための力学が働くのです。場として今までを維持しようとする。組織として安定を図ろうとしている。

人の行動の9割以上が無意識である以上、人間関係の9割以上も無意識による言動です。だから、互いに意識では分かりません。なぜネガティブな人がいるのか。なぜ足を引っ張るのか。なぜ大きなミスをするのか、、、

家族や会社という組織は、上手くいっていない時は意外と一致団結できます。
なぜなら、協力しないと今までの居心地の良かった環境を維持できないからです。

逆に、組織は上手く行き始めると協力的ではなくなります。
なぜなら、そのまま協力し続けると今までの居心地の良かった環境が変わってしまうからです。

そして、たとえこの場の力学を知っていても、問題は起きます。
未然に防ぐことは出来ません。誰かがポジティブになれば誰かはネガティブになります。
誰かが成果を出そうとすると誰かが足を引っ張ろうとします。誰かが活躍すると誰かが大きなミスをします。

では、知識は無駄なのかというと決してそうでもありません。
問題を未然に防ぐことは出来ませんが、問題が起きた時に、今、自分たちに何が起きているのかを理解することは出来ます。

たとえば、水泳と同じです。
プールサイドでのどれだけ泳ぎ方を勉強しても決して泳げるようにはなりません。
水の中で水を飲んでしまうことを防ぐことは出来ません。しかし、泳ぎ方を勉強していたからこそ、いざ水を飲んだ後でも泳げるようになろうとすることが出来る。

もし、知識がなければ感情の渦に巻き込まれるだけです。
結局、自分たちに何が起きているのか分からず、変われない自分、変われない環境の双方向の中で、時間だけが過ぎ去り続けるだけ。

しかし、知識があれば現状の理解が出来ます。
・誰かがネガティブになっているということは、誰かがポジティブになっていると分かります。
・誰かが足を引っ張っているということは、誰かが成果を出そうとしていると分かります。
・誰かかが大きなミスをしているということは、誰かが活躍していると分かります。


今までの居心地の良かった環境を維持しようと、互いが協力し合っていることが分かります


人は、「自分が変わるぞ!」と決意しても、実際には変われないことの方が多い。
そして、変われなかった時に、自分を責めてしまいます。気合いが足りないとか、根性が足りないとか、意志力が弱いとか、、、

でも、どんな人も、気合では感情には勝てません。根性でも感情には勝てません。
意志力では感情には勝てません。そして、何より、人間関係による場の力学には勝てないのです。自分が頑張れば頑張るほど、必ず、同じだけの足を引っ張ろうとする無意識の働きが加わり、自然と今までの状態へと戻っていってしまう。

どれだけ知識があっても問題の発生は防げません。
しかし、知識があれば問題が発生したときに、自分たちに何が起きているのかは理解できます。そして、その後に冷静に対応することが出来ます。

自分が内側から変わろうとしても外が変わっていなければ、場の力学で元に戻されます。
逆に、外の環境が整えられても、自分が本心から変わりたいと思っていなければ、別の環境でも今までと同じような出来事を体験します。

だから、人生が心の内側からの作用と外の環境からの両方から出来ている以上、本当に変わるときは、その両方を同時に変える必要があります。そして、そのような機会は、人生の中で数回しかありません。

人生の大半の時間は、同じ環境の中で現実的な対応をしていくことになります。
すなわち、

・絶対的にネガティブな人なんて存在しない。誰かがポジティブだからこそ、相対的に相手はネガティブになっているのだと理解すること

・絶対的に足を引っ張る人なんて存在しない。誰かが成果を出しそうだからこそ、相対的に相手は足を引っ張るような言動になっているのだと理解すること

・絶対的に大きなミスばかりする人なんて存在しない。誰かが活躍しているからこそ、相対的に相手は大きなミスをするような言動なのだと理解すること


今までの居心地の良かった環境を維持しようと、互いが協力し合っていると理解すること


知識があっても問題発生は防げませんが、知識があれば理解は出来ます。
そして、問題解決は理解が最初の第一歩です。理解があれば、その時・その瞬間の解決策は、その場の中から見い出していくことが出来ます。



最後までお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

白坂慎太郎

参考教材:

『成功者の告白』

追伸:
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