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白坂です、

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『アウトスタンダーへの6ステップ』(P221)

さて、

どの目的地に、いつまでに行くのか、、、
「方針」を決めておくというのは極めて・極めて重要です。

願望が実現しない最大の理由があるとすれば、それは、期限が決まっていないから。「いつまでに」という期限が入っていない目標は絵に描いた餅で終わります。

今回は、この「方針」の重要性の例として、子育てを出してみたいと思います。

今から4年前、、、
妻がまだ妊娠中だったとき。
子育てに関しての方針を決めていました。
それは、私自身が最も大事にしていた価値観


自立


です。

「こどもは18才までに一人暮らしを始めさせて、精神的にも経済的にも『自立』させる」

これを、我が家の育児方針として妻と共有し始めました。
そして、娘が生まれて来ました。


実際に生まれて来た娘は、1890グラムの小さな・小さな未熟児でした。保育器に入って、他の赤ちゃんよりも、長い入院生活になりました。でも、方針は変わりません。


「こどもは18才までに一人暮らしを始めさせて、精神的に経済的にも『自立』させる」


今までの人生で、最も熱心に育児書を読み始めました。
その中から、衝撃的な一文を見つけ出しました。


自立させるための徹底依存


3才までは、地下深くに根を張る「こころ」の基礎工事の期間。
早く自立させたいのであれば、逆に、3才までは甘えさせられるだけ甘えさせて、「こころ」の中にしっかりとした鎧と楯を創ってあげた方がいい、、、

夫婦ともに進学塾の講師だったので、「自立させるための徹底依存」という一文に出会っていなければ、とても厳しい躾と早期教育を提供していたと思います。しかし、我が家の方針が必要な情報を引き寄せました。だから、0才から3才までの3年間は、こどもとの時間を夫婦ともに最優先しました。


「こどもは18才までに一人暮らしを始めさせて、精神的に経済的にも『自立』させる」


娘が1才健診のとき、病院の先生から、発達が遅れているので発達支援の療育を勧められました。このことも、娘が生まれてくる前には全く想定していないことでした。それは・それで夫婦ともに受け入れました。それでも、方針は決して変わりません。


「こどもは18才までに一人暮らしを始めさせて、精神的に経済的にも『自立』させる」


ちょうど1年前の2才8か月の頃・・・いよいよ3才を目前に控えて、徹底依存の時期から、少しずつ自立への準備を考え出しました。それまでに、娘を観察していて、とにかく身体を動かすことが好きそうだったので、まずは身体を動かす習い事をさせてみることにしました。

それで、最初にスイミング、次にダンスを習わし始めました。
最初の3年間は夫婦と娘の3人だけの時間が圧倒的に長かったのですが、3才になって、彼女の中に新しい世界が始まりました。

2つの習い事とも、行く前はかなりの確率で行くのを嫌がりました。
「イヤ!」「いかない!」「いきたくない!!」

もちろん、娘の気持ちは分かります。わたしたち夫婦と自分だけの3人だけの環境の方が圧倒的に居心地がいい。習い事に行けば、空間も変わるし、先生もいるし、知らないお友だちもいる。家のようには、ワガママには振る舞えない。嫌がって当然です。

でも、わたしたち夫婦は絶対に引きません。
なぜなら、「方針」が決まっているから。


「こどもは18才までに一人暮らしを始めさせて、精神的に経済的にも『自立』させる」


そのためにこそ、最初の3年間は「自立のための徹底依存」。
3才以降は、自立の実際の準備というのは、方針に沿った考えだから、です。

習い事に行く前はお決まりのように嫌がる娘でしたが、実際に行けば、スイミングもダンスも楽しんでいました。それで、もう1つ、英会話の習い事も追加しました。

そして、3つの習い事にも慣れて来た様子の娘を観て、「この子は、わたしたち親から学ぶことは、もう、ほとんどない。 今からは、お友だちとの関係から学ぶことの方が大きいだろう」という判断から、予定より半年間早く幼稚園に預けることにしました。

気が付けば、1年前の2才の時は、療育以外の時間は全て自宅に居た娘が、1年後の今は、幼稚園+3つの習い事に通っていることになります。人の進化は、1日単位では全く気付けないほど小さなものですが、1年間だと驚異的です。


「こどもは18才までに一人暮らしを始めさせて、精神的に経済的にも『自立』させる」


・娘が1890グラムの未熟児だったのは、正直、想定外でした。
・1年経過しても発達が遅れていて、療育を勧められたのも、正直、想定外でした。
・立てるようになったり、歩けるようになったりするのに、他のこどもたちより時間がかかったのも、正直、想定外でした。

でも、「方針」が明確だったおかげで、3才8か月の現時点では、逆に、想定以上の子に育ちつつあります。

幼稚園の先生が書いてくださっている連絡帳の中に、

先生:「こころって何か知ってる?」
娘: 「『しあわせ』ってこと」


先生:「ゆめって何か知ってる?」
娘 :「『かなう』ってこと」


というやり取りが書かれていました。

親バカを百も承知で、本当に「いい子」に育ちつつあると、とてもうれしく感じています。


方針


今回は育児を例に出しましたが、方針が極めて重要であることは決して育児だけには限りません。人生全般において、極めて・極めて重要です。

なぜなら、わたしたちの人生の99.99%以上は、思い通りにならないから、です。わたしたちには動かせない要因があまりに多過ぎるから。

・時代の影響を受ける。でも、時代は変えられない。
・地球や国の影響を受ける。でも、地球も国も変えられない。
・組織や他人の影響を受ける。でも、組織や他人も変えられない。

何も変えられない中で、それでも、必ず夢がかなうのは、


方針


飛行機が離陸して、やがて、着陸する。
決まっているのは、どこから離陸して、どこへ着陸するのか。
予定到着時間はある。予定航路もある。

しかし、実際は天候の影響を受けるので、予定航路通りには飛べない。
どれほど事前に綿密に計画されていた予定航路であっても。
飛んでいる時間のほとんどは、予定外の航路を飛んでいる。
しかし、


必ず、目的地に着陸する


それは、途中でどんなことがあっても、方針を変えなかったから。
「どの目的地に、いつまでに到着するか」というのを動かさなかったから。
どれだけ予定航路から外れても、何度でも・何度でも予定航路へと戻ろうとし続ければ、


必ず、目的地に着陸する


「方針」をハッキリさせることです。
「どの目的地に、いつまでに到着したいのか」。明確に期限を持って決めることです。
そして、決めた方針は、絶対に変えない。動かさない。途中、どんなことがあっても。
必ず、その目的地の方向へと軌道修正を図り続ける。で、あれば、夢はかなう方が当たり前です


3才8か月の娘の勉強は今からです。
国語や算数どころか、まだ、ただ1文字のひらがなも書けません。
しかし、人生において最も大切なことは、もう既に知っています。


先生:「こころって何か知ってる?」
娘: 「『しあわせ』ってこと」


先生:「ゆめって何か知ってる?」
娘 :「『かなう』ってこと」



最後までお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

白坂慎太郎

参考教材:

『こどもへのまなざし』

追伸:
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