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こんにちは、白坂慎太郎です。


【中古】 分数ができない大学生 21世紀の日本が危ない /岡部恒治(編者),戸瀬信之(編者),西村和...


代ゼミが27校中20校を来年春に閉鎖すると発表しました。

もちろん最大要因は少子化でしょう。それは間違いないと思います。ただ、少子化は問題としてあまりに大きく、かつ、深刻過ぎるので、今回は敢えて外してみます。別の視点で、もう少し身近で現実的な問題を考えてみます。それは、


そもそも大学に行く必要があるのか?


ということです。子どもの数は減りましたが、大学の数は増えました。大学にとって子どもたちはお客さんです。来てほしくて仕方がない対象です。つまり、選ばなければ誰でも大学生になれます。物も人も同じです。価値は、


希少価値


です。珍しいから価値がある。ありふれていたら価値がない。ダイヤモンドと石ころを比べれば、すぐに分かります。50年前のように、高卒で働く人がいたり、専門学校に行く人がいたり、短大に進学する人がいたりする中で、4年制大学卒には価値があったのでしょうが、今は大学に行く価値は、ほぼゼロです。もし、価値があるとすれば、医者になるために医学部に進学するなど、目的意識を持って、かつ、大学には遊びに行くのではなく、しっかりと勉強をしに行く場合だけでしょう。


少子化と同じように、学力低下も本当に深刻です。


『分数ができない大学生』という本が出版されたのが1999年でしたが、今の子どもたちの学力低下は、その程度のものではありません。2002年からのゆとり教育(週休2日制と、教科書内容の3割削減)が、ある意味、トドメを刺してしまいました。

今の子どもたちの9割は、中学生のうちに中学範囲を理解せずに高校に行きます。(数学や英語より易しく、「暗記するだけ」と言われる社会でさえ、高校入試の平均点は良くて5割です。)もちろん、その9割の子たちは、高校のうちに高校生内容を理解していません。学校の先生がどれほど優秀でも、塾の先生がどれほど一生懸命に指導しても、肝心要のシステム自体に問題があるのでは、正直、焼け石に水です。


いい高校に行って→いい大学に行って→いい会社に就職できれば・・・の全てが幻想


子どもたちの方が時代の変化によほど敏感です。だから、ブログを書いて情報発信をする小学生もいますし、ユーチューブで自己主張する中学生もいるわけです。分かっていないのは、むしろ、大人の方。常識が、数十年遅れだということが全く見えていない。

勉強に対して才能がある子もいます。努力とか気合とか根性ではなく、本当に「頭の良い子」って、やはりいます。そういう子は、徹底的に勉強面で伸ばしてあげればいい。そういう一部の子たちだけが、高校に行って微分積分を学び、大学に行って波動方程式を学べばいいんです。それ以外の大抵の子たちに本当に必要なのは、小6の算数までで十分です。(会社の決算書も、方程式は必要ありません。算数が分かっていれば、読めるようになります。)


やるならやる


中途半端だったら、やっていないのと同じです。どんな子にも、必ず、1つ以上、「才能」があります。それを1つ、たった1つ見付けられれば、それを徹底的に磨いていく。原石をダイヤモンドにしていく。その才能が、もし勉強でなかったとしたら、社会に出てから使えない知識を学びに大学へ行く必要なんて、まったくない。大学は勉強をしに行く場所。中学より、高校より、より専門的な学問をしに行く場所。その適性や、その才能があるか・どうかは、本人が一番、分かっているはずです。


大きな制度はなかなか変わりません。大学の仕組みや、大学受験の仕組みが、ここ1・2年で抜本的に大きく変わるということは考えにくいです。だから、


1人1人個人が選んでいく


しかありません。
みんなが大学に行かせているから、うちの子も大学に行かせる。それが常識だから・・・というのだと、子どもたちが出ている貴重なサインを逃す可能性があります。

ちなみに、

うちの娘はまだ2才ですが、18才でうちを追い出して自立させることは決まっています。日本の大学に行かせるための学費は、ただの1円も出してあげるつもりはありません。理由は、上記で書いた通りです。


大学に行かせる価値を全く感じないから


です。運良く、もしくは、運悪く、子どもに勉強に才能があって、「大学で本気で勉強をしたい!!」と言ったとしても、必要な学費は、自分で稼がせます。その経験の方が貴重だと思うからです。もし、勉強に才能がなかった場合は、他の分野に才能があるのでしょうから、やはり、18才から稼がせて、たくさん旅行をさせます。「世界の国々をたくさん見ておいで!!」と。なので、親子として一緒に居られる残り16年、子どものことを、本当によく観察しながら、「この子には何の才能があるのだろう・・・」という、本人からのサインを見逃さないように、そして、何より


本人の好奇心とセルフイメージを高いまま保ってあげられるように


導いていきたいと思っています。周囲から引っ切り無しに入って来る情報を鵜呑みにするのではなく、自分の脳をしっかりと使って


考える


ことが何より大切な時代だ、ということです。自分のために、そして、何より、子どもたちの将来のために、・・・・



今回の記事をお読み下さり、ありがとうございます。
それでは、また。

白坂慎太郎


分数ができない大学生―21世紀の日本が危ない

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