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こんにちは、白坂です。
いつもありがとうございます。


【楽天ブックスならいつでも送料無料】清須会議 スタンダード・エディション [ 役所広司 ]

本能寺の変や山崎の戦いなど、歴史の教科書で扱われるハデな出来事ではなく、清須会議という地味な出来事。しかも、観なくても秀吉が勝つと結論さえ分かっているテーマだったので、内心、「どうなんだろう?」と思いながら観ましたが、


とても、面白かった^^


です。今回は、この作品を切り口にして、状況によって成功するために求められる資質が違うことについて、一緒に学んで行きましょう。

信長→秀吉→家康

「歴史に偶然はない」と言われますが、まさにその通りで、この3人の英雄は、この順番でしか活躍できなかったと思われます。たとえば、田んぼを創ってお米を得ようとしたら、

まず最初にするのが「開拓」。森林を焼き払って荒れ地にした後、土地を耕していきます。

次に、整地。耕された土地に川などから水路を引っ張って来て、土地を田んぼに変えていきます。

最後に維持。水の管理や害虫の駆除など、出来上がった田んぼを長期に渡って管理していきます。


・開拓型の信長が、旧制度を破壊して天下統一を目指し、
・整地型の秀吉が、信長の後を引き継ぎ天下統一を完成させ、
・維持型の家康が、日本を平和な世の中として長続きさせた


・0から1を創り出せる起業家タイプの信長
・1を10に進められる戦略家タイプの秀吉
・10を長期間維持できる経営者タイプの家康

つまり、

何か事を成そうと思えば、状況に応じて、3タイプの役割が必要だということ。


天の時、地の利、人の和


信長は数百年に1人出るか・出ないかの稀代の天才でした。だから、どの戦国大名にも出来ないことをやってのけることが出来たわけですが、いかんせん、「運」がなかった。なぜなら、「運」は、本人の才能によるものでなく、人の和によって文字通り、運ばれてくるものですから。

信長が本能寺の変で討たれた後、事業を引き継ぐのは、秀吉か、それとも、柴田勝家か。ただ、


この世に偶然はない


ということを考えると、秀吉が選ばれるのは必然だったのでしょう。柴田勝家は信長と同じタイプの人間です。1人の大将としてみれば、素晴らしい人物だったとしても、天下を統一できる器の人ではありません。器というのは、人を動かす力。


秀吉は人たらし、つまり、器が大きい


この作品で最も面白いと感じたのは、秀吉の人心掌握術が映像化されているところです。

1.
逆境でも底抜けに明るい
→ 清須会議は前日まで圧倒的に秀吉が不利な状況でしたが、本人はやるだけのことをやって、後は天に任せるという性格。決して、悲観的にもならず、諦めない。

2.
人情の機微に通じている
→ 柴田勝家は義理人情だけで人を動かそうとしていました。対して、秀吉も宴会を開いて酒をふるまって楽しむということをやりながらも、その裏で、人の損得感情もちゃんと押さえた人の動かし方をしていました。すなわち、お金や領地、もしくは、官職といった 直接的なメリットをちゃんと相手に提示するのです。

3.
天下統一という高い視点から物が視れる
→ 柴田勝家は、目の前にいるお市の君にくびっかけになり、最も頼りにしていた丹羽長秀にさえ裏切られてしまいますが、逆に、秀吉は天下や時代の流れからみて、自分こそが相応しいと堂々と主張することで、前田利家などを引き入れることに成功しました。


信長→秀吉→家康


何か事を成したいとなったときに、どうしても必要な3者の役割。これを1人で演じるか、3人で協力してやるか。

会社などチームを組んでやる場合は、もちろん協力してやっていくことが大切でしょう。ただ、わたしたち1人1人の人生においては、自分の人生を客観的に見て、今はどの段階で、どういう役割が必要なのかを考えながら、


進化・成長


していくことが重要だということです。

ある時は、信長のような100人が100人反対してもやる、というような激しさがなければ、そもそも離陸は出来ない。ただ、ずっと、信長的キャラで居続ければ、0→1を繰り返すばかりで、それ以上、成長していくことはありません。もし、1を創れたのであれば、次に求められるのは、秀吉のような


人たらし


の資質。日本の起業家の95%は職人型経営者と言われていますが、何から何まで自分でやらないと気が済まないという性格を改善していかなければ、それ以上、大きくしていくことは出来ません。創っては壊し、創っては壊しを繰り返すだけです。


人を動かす力


教科書や本で学ぶ秀吉よりも、今回の作品のような映像化されたものの方が、秀吉の魅力が伝わって来ました。そして、自分の内に眠っている、秀吉的性格を起していきたいものだとも感じたところです。


観て良かったです^^


今回もお読み下さり、ありがとうございます。
それでは、また。

白坂慎太郎

参考教材

清須会議 スタンダード・エディション [DVD]

今日の1枚
marin4

編集後記
昔は、秀吉タイプの経営者も多かったのでしょうね。飲み方文化があったので。「いやぁ~、昨日も飲んだわ!」という楽しい話は、上の先輩経営者から聞く機会が多いです^^

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