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さて、
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今日から3日間、3回シリーズで、この本に関連した記事を書きます。最後までお読みいただけましたら幸いです。
第2回目のテーマは「情報発信」
これからの時代、
生きる力=起業力
です。なぜなら、国、地方、会社といったものが頼りになるものとして、絶対的な存在ではなくなったからです。年功序列制度や終身雇用制度は、ゆるやかに崩壊、わたしたちは生きている間に、いくつもの仕事に携わっていくことが、新しい常識です。
では、仕事とは?
大きくは3つあります。
・1つ目は、市場そのものを創ること
・2つ目は、誰かが創った市場を広げること
・3つ目は、誰かが創った市場を奪い合うこと
です。
最後の3つ目から説明します。一番、分かりやすいのが携帯電話国内最大手の3社間の競争。
キャッシュバック
「他社から乗り換えたらお金上げます」だそうです。
簡単に言えば、他社から現金で、お客さんを買っているわけです。
もう、こうなると、戦略も、マーケティングも、品質向上も、サービス改善も、あったものではありません。こういう目を覆いたくなるようなものが、最後の3番目の市場の奪い合いです。
で、
真ん中の2番目の市場を広げることですが、誰かが0(ゼロ)から1にしてくれたものを、10にしたり100にしたりするお仕事です。これは、社員の方々、もしくは、商人のお仕事と言えるでしょう。基本、仕事として、一番、最初にイメージされるのが、この真ん中の2番目のお仕事です。
ただ、
終身雇用制度が崩壊しつつあるということは、この2番目の仕事に危機が訪れているということです。なぜなら、日本は総人口が減少し始めているからです。日本人の数が減るということは、それは市場の減少を意味します。
だから、
生きる力=起業力
なのです。つまり、1番目のお仕事。無から有を生み出す力。
いわゆる起業家の力。この力さえあれば、どんな環境になっても、その環境に左右されずに、生きていくことが出来ます。
たしかに、規模は小さい。何せ0(ゼロ)→1ですので、起業家になるよりも大企業に勤めた方が、大きい仕事に携わることが出来るでしょう。
ただ、
その人が生きていたからこそ生まれた市場
スティーブジョブズがいたからこそ生まれたスマートフォン市場、
藤田晋さんがいたからこそ生まれたアメブロ市場、
マークザッカーバーグがいたからこそ生まれたフェイスブック市場、・・・
など、起業家というのは、この宇宙に価値を生み出す人なわけです。
無から有を生み出すことが出来る人は、どんな国でも、どんな時代にあっても、生きていくことが出来る。しかも、ネットの発達で、それが、1人の個人レベルでも挑戦できるようになりました。
生きる力=起業力
では、その最初の第1歩は何かと言えば、それが、今回のテーマになっている「情報発信」です。
単なる情報という言葉は、インフォメーションと訳されます。
インにフォームする、つまり、内側に価値観を創るということです。
外からの情報、常識を取り入れて、それを、自分の価値観としていくということです。
しかし、
そういう意味での情報は、価値がゼロに近くなって来ました。
なぜなら、誰でも無料で、いくらでも手に入れられるようになったからです。無料のものを仕入れても、それを、ただ横流しするだけでは、無料にしかなりません。
起業力=生きる力
起業力というのは、自分が何か市場を創造することです。つまり、内側にある価値観を、外側の「形」にしていくということです。
たとえば、『みんなの大学を創ろうプロジェクト』は、わたしの脳から生まれた1つのアイデアでした。「インターネット上に大学を創る」しかも、社会に出たときに、本当に役に立つ知識が学べる場として。実際に、既に参加者がいて取り組み始めている仲間が出来たということは、手前味噌ではありますが、わたしも、市場を新しく1つ創造したことになります。
実は、これは、誰にでも出来ることなのです。
「こういう『アイデア』はどうだろうか?」
「これが実現したら、社会はもっと良くなるのではないだろうか?」
「こういう風になったら、みんな、もっと幸せになれるのではないだろうか?」
そういったことを、日々、考え続けながら、思い付いたこと・思い付いたことを、
情報発信
していく。外側の価値観に自分を合わせていく従来の情報収集とは全く逆に、自分の内側にある価値観で、外側の現実を創って行く。そういう「情報発信」を続けていくと、それを受信してくださった方が、
「なんか、面白そう!」
「わたしも、参加したい!」
「一緒に、取り組んでいきたい!」
という仲間・同志を得ることが出来るようになります。
さすがに、本人が頭の中で考えているだけだと、実現可能性はゼロです。
人は、他人の頭の中までは見ることができないし、そもそも、見ようと興味・関心すら持っていません。だから、自分から積極的に、
情報発信
していく。自分の内側にあるアイデアなり、考え方なり、価値観というのを外に発信していく。そうして、いざ、形にすることができたとき、それは、
市場を創造した
ということになるわけです。これが
起業力=生きる力
ということです。
・国に予算をお願いしなくても、
・地方に補助金をお願いしなくても、
・会社に面倒見てもらうことをお願いしなくても、
今までなかったお仕事を、自分で創り出すことが出来れば・・・
これが、
脳=資本
という考え方の基礎になります。そのための最初のスタートラインが、
情報発信
繰り返しになりますが、誰もが無料で手に入れられる情報を、どれだけ一生懸命にかき集めても、それは、無料にしかなりません。そうではなくて、自分のアイデア、考え方、価値観という、他では替えが効かないもので勝負していく。
もちろん、これはイバラの道です。
既にある市場を広げたり、もしくは、既にある市場の中で奪い合っている方が楽です。何せ、もう目に見える形があるものですから。お金をもらうより稼ぐ方が、100倍も1000倍も大変です。脳に汗をかくというのは、身体に汗をかくことより、はるかに大きなエネルギーを必要とします。
それでも、
・あなたが生きていたからこそ、生まれた仕事
・あなたがが存在していたからこそ、生まれた市場
・あなたが取組み始めたからこそ、生まれた社会貢献
というのは、一生のうちにたとえ1つだけでもあったとしたら、それ以上に遣り甲斐を感じる仕事はないのではないでしょうか。
成功への道は上り坂
・苦しくて当たり前
・キツクて当たり前
・シンドくて当たり前
ただ、その上り坂をふてくされながら登って行くのか、笑顔で楽しく登って行くのか、という違いがあるだけ。
生きる力=起業力
その力を身に付けるための最初の第一歩は、「情報発信」です。
まずは、あなたのアイデアや、考え方や、価値観を発信してみてください。全ては、そこから始まっていきます。
今回もお読みくださり、ありがとうございます。
それでは、また。
白坂慎太郎
参考図書
2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)