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こんにちは、白坂です。
いつもありがとうございます。

お知らせが1件。5月12日(月)18:00~、動画セミナーを久し振りに行います。5月12日のメルマガを、ぜひ楽しみにお待ちください。[あと5日]

さて、


【楽天ブックスならいつでも送料無料】2022-これから10年、活躍できる人の条件 [ 神田昌典 ]

今日から3日間、3回シリーズで、この本に関連した記事を書きます。最後までお読みいただけましたら幸いです。

第2回目のテーマは「情報発信」

これからの時代、

生きる力=起業力

です。なぜなら、国、地方、会社といったものが頼りになるものとして、絶対的な存在ではなくなったからです。年功序列制度や終身雇用制度は、ゆるやかに崩壊、わたしたちは生きている間に、いくつもの仕事に携わっていくことが、新しい常識です。

では、仕事とは?

大きくは3つあります。

・1つ目は、市場そのものを創ること
・2つ目は、誰かが創った市場を広げること
・3つ目は、誰かが創った市場を奪い合うこと

です。

最後の3つ目から説明します。一番、分かりやすいのが携帯電話国内最大手の3社間の競争。

キャッシュバック

「他社から乗り換えたらお金上げます」だそうです。
簡単に言えば、他社から現金で、お客さんを買っているわけです。
もう、こうなると、戦略も、マーケティングも、品質向上も、サービス改善も、あったものではありません。こういう目を覆いたくなるようなものが、最後の3番目の市場の奪い合いです。

で、

真ん中の2番目の市場を広げることですが、誰かが0(ゼロ)から1にしてくれたものを、10にしたり100にしたりするお仕事です。これは、社員の方々、もしくは、商人のお仕事と言えるでしょう。基本、仕事として、一番、最初にイメージされるのが、この真ん中の2番目のお仕事です。

ただ、

終身雇用制度が崩壊しつつあるということは、この2番目の仕事に危機が訪れているということです。なぜなら、日本は総人口が減少し始めているからです。日本人の数が減るということは、それは市場の減少を意味します。

だから、

生きる力=起業力

なのです。つまり、1番目のお仕事。無から有を生み出す力。
いわゆる起業家の力。この力さえあれば、どんな環境になっても、その環境に左右されずに、生きていくことが出来ます。

たしかに、規模は小さい。何せ0(ゼロ)→1ですので、起業家になるよりも大企業に勤めた方が、大きい仕事に携わることが出来るでしょう。

ただ、

その人が生きていたからこそ生まれた市場

スティーブジョブズがいたからこそ生まれたスマートフォン市場、
藤田晋さんがいたからこそ生まれたアメブロ市場、
マークザッカーバーグがいたからこそ生まれたフェイスブック市場、・・・

など、起業家というのは、この宇宙に価値を生み出す人なわけです。

無から有を生み出すことが出来る人は、どんな国でも、どんな時代にあっても、生きていくことが出来る。しかも、ネットの発達で、それが、1人の個人レベルでも挑戦できるようになりました。

生きる力=起業力

では、その最初の第1歩は何かと言えば、それが、今回のテーマになっている「情報発信」です。

単なる情報という言葉は、インフォメーションと訳されます。

インにフォームする、つまり、内側に価値観を創るということです。
外からの情報、常識を取り入れて、それを、自分の価値観としていくということです。

しかし、

そういう意味での情報は、価値がゼロに近くなって来ました。
なぜなら、誰でも無料で、いくらでも手に入れられるようになったからです。無料のものを仕入れても、それを、ただ横流しするだけでは、無料にしかなりません。

起業力=生きる力

起業力というのは、自分が何か市場を創造することです。つまり、内側にある価値観を、外側の「形」にしていくということです。

たとえば、『みんなの大学を創ろうプロジェクト』は、わたしの脳から生まれた1つのアイデアでした。「インターネット上に大学を創る」しかも、社会に出たときに、本当に役に立つ知識が学べる場として。実際に、既に参加者がいて取り組み始めている仲間が出来たということは、手前味噌ではありますが、わたしも、市場を新しく1つ創造したことになります。


実は、これは、誰にでも出来ることなのです。


「こういう『アイデア』はどうだろうか?」

「これが実現したら、社会はもっと良くなるのではないだろうか?」

「こういう風になったら、みんな、もっと幸せになれるのではないだろうか?」


そういったことを、日々、考え続けながら、思い付いたこと・思い付いたことを、


情報発信


していく。外側の価値観に自分を合わせていく従来の情報収集とは全く逆に、自分の内側にある価値観で、外側の現実を創って行く。そういう「情報発信」を続けていくと、それを受信してくださった方が、

「なんか、面白そう!」

「わたしも、参加したい!」

「一緒に、取り組んでいきたい!」

という仲間・同志を得ることが出来るようになります。


さすがに、本人が頭の中で考えているだけだと、実現可能性はゼロです。

人は、他人の頭の中までは見ることができないし、そもそも、見ようと興味・関心すら持っていません。だから、自分から積極的に、


情報発信


していく。自分の内側にあるアイデアなり、考え方なり、価値観というのを外に発信していく。そうして、いざ、形にすることができたとき、それは、


市場を創造した


ということになるわけです。これが


起業力=生きる力


ということです。

・国に予算をお願いしなくても、

・地方に補助金をお願いしなくても、

・会社に面倒見てもらうことをお願いしなくても、

今までなかったお仕事を、自分で創り出すことが出来れば・・・
これが、


脳=資本


という考え方の基礎になります。そのための最初のスタートラインが、


情報発信


繰り返しになりますが、誰もが無料で手に入れられる情報を、どれだけ一生懸命にかき集めても、それは、無料にしかなりません。そうではなくて、自分のアイデア、考え方、価値観という、他では替えが効かないもので勝負していく。

もちろん、これはイバラの道です。

既にある市場を広げたり、もしくは、既にある市場の中で奪い合っている方が楽です。何せ、もう目に見える形があるものですから。お金をもらうより稼ぐ方が、100倍も1000倍も大変です。脳に汗をかくというのは、身体に汗をかくことより、はるかに大きなエネルギーを必要とします。

それでも、


・あなたが生きていたからこそ、生まれた仕事
・あなたがが存在していたからこそ、生まれた市場
・あなたが取組み始めたからこそ、生まれた社会貢献


というのは、一生のうちにたとえ1つだけでもあったとしたら、それ以上に遣り甲斐を感じる仕事はないのではないでしょうか。


成功への道は上り坂


・苦しくて当たり前
・キツクて当たり前
・シンドくて当たり前


ただ、その上り坂をふてくされながら登って行くのか、笑顔で楽しく登って行くのか、という違いがあるだけ。


生きる力=起業力


その力を身に付けるための最初の第一歩は、「情報発信」です。
まずは、あなたのアイデアや、考え方や、価値観を発信してみてください。全ては、そこから始まっていきます。

今回もお読みくださり、ありがとうございます。
それでは、また。

白坂慎太郎  

参考図書

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

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