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 夏休みに入って、急に、やる気になった子がいます。

 キッカケは、社会の年表暗記。過去の先輩たちが、

 「先生、塾に来るとき、年表プリントを見ながら歩いて来ました!」
 「先生、このプリント見たことがあります。姉ちゃんがトイレに貼ってました!」

 という当塾オリジナルの伝説のA4プリント暗記に、今年の子たちもついに取り組み始めたわけです。このプリントに関しては、教室長が一人一人、約10個ずつ、丁寧に暗記チェックをしています。

 社会は簡単。暗記するだけ。

 これは昔も今も、全く変わりません。でも、実際に模試の全校平均などを見てみると、100点満点で平均点が60点前後なのです。暗記するだけの社会。でも、実際は暗記していない。「暗記が嫌いだから。」「苦手だから。」「私は暗記できない」


 平均60点のテストで98点とかを取れるようになると、わずか1教科で38点も貯金できます。これは、大きい。だから、バランスは悪くても、社会・社会・社会。しかも、まずは年表の徹底暗記。

 一点突破

 ある男子に、これが完全にハマったようです。1学期とはまるで別人のように塾で真面目に勉強をするようになりました。年表の暗記プリントの後は、同じく夏休みから始めた入試用の社会科テキストに取り組み始めたようですが、何と習ったところはもうすぐ1周終わろうか、くらいの勢いで勉強しています。

 ふとしたキッカケで人は変わる

 彼の中で、「分からない→分かる!」に。「面白くない→面白い!」に一瞬で変わったのでしょう。まるで、黒が大優勢のオセロゲームで、4隅を押さえた瞬間、パタパタと白に変わっていくように。

 教室長が彼に勉強のやる気スイッチのきっかけを与え、彼がそれに応えたわけです。あとは、もう放っておいても、彼は社会の勉強をどんどんやるでしょう。仮にこの夏休みに、社会しか勉強しなかったとしても、全然問題ありません。一点集中で、早く結果が出るからです。社会の。そうすると、どうなるか・・・

 9月以降、他の教科の勉強も頑張り出す

 人はセルフイメージ以上の人間には絶対になれません。「僕は頭が悪い。」「私は勉強が出来ない。」と思い込んでいる人に対しては、世界No.1の先生がマンツーマンで指導しても、成績は伸びないのです。何をアドバイスしても、情報が右から左に抜けていきます。なぜなら、心が情報を受け入れないから。
 
 逆の言い方をすれば、自分を制限している心の壁さえ取ってあげることができれば、あとは手取り・足取りは必要ありません。勝手に勉強して、勝手に調べて、勝手に質問に来て、勝手に成績を上げていきます。

 この心の壁を取り除くために、ただ一点「あなたのことを信じている!」という本気のメッセージを投げ続けないといけないわけですが、正直、夏休みにこれが実現できたということは、早いです。これから別人のように伸びていくことでしょう。

 一人の子の変化は、想像以上に多くの人を喜ばせます。保護者・兄弟姉妹・友達、学校の先生たち、そして、塾の先生たち・・・。

 人の変化を見られることが、教育産業の最も大きな喜びです。彼の変化を聞いて、あらためて、大切なことを思い出すことができました。

 「変わってくれて、どうもありがとう!」
   
 愚者は賢者からも学べず、賢者は愚者からも学ぶ
 
 今号もお読みくださり、ありがとうございます。
 それでは、また。

 白坂慎太郎

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『子どもを自立に導くコーチング法【Q&A編】』


 追伸:動画(YouTube)「入試で社会は98点を取るシリーズ」も、歴史は佳境の江戸時代の収録をしています。子どもたちの頑張りが、講師の私たちのいい刺激になっています。

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