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 今回は、保護者に向けて書きます。最後までお読みいただけましたら幸いです。

 保護者という言葉は、文字通り、子どもを保護する人のことです。つまり、子どもを守る人が保護者です。私の娘は、今、生後3ヶ月ですが、基本、自分ではまだ何も出来ません。私たちが保護者となって、彼女を守っていかなければ、彼女は生きていくことはできません。

 逆の言い方をすれば、彼女が自分で生きていくことができる年齢になったら、私たちは保護者を卒業すべきであるとも言えます。彼女が自分で出来るにも関わらず、私たちが彼女を保護すれば間違いなく彼女の「自立」を遅らせるからです。

 保護者から親になっていく

 親という漢字は、木の上に立って見る、という字です。
 本人の横にはいません。距離を取って見ている、ということです。
 親が木の上にいるということは、基本、本人は全てを自分でやっていく必要があります。失敗もたくさんするでしょう。辛い想いをするかもしれません。保護者であればそうならないように保護するのでしょうが、親であれば、それも黙認していく必要があります。彼女を自立させるという目標であれば、その方が早いからです。

 そういう面では、日本の教育制度というのはよく出来ています。

 3才から5才は幼稚園です。保護者から親への最初の切り替えポイントはこの3年間だと言えるでしょう。まず、身体の面で保護者と本人が物理的に離れる時間が長くなってきます。

 そして、6才から12才は小学校です。小5生にもなると身体的自立はほぼ完成しています。実際にしている・していないは別にしても、身の回りのことは基本的に自分でできる能力にはなっているでしょう。ということは、10才になったら保護者は親になっていくべきだと言えます。

 ところが、子どもが中学生になっても、高校生になってもやはり保護者のままという方が非常に多いのが実情です。子どもが学校で今、どこを習っているか、塾でどこを習っているか、テストの日程などを本人よりも保護者の方が熱心に把握して、プリント類の管理も代わりにやってあげてしまっているのです。
 これだと、本人は楽ですし、先生たちから怒られずに済みますが、本人の成長を邪魔しているとも言えます。

 10才で身体的な自立なら、経済的自立を何才から目指させるか。

 これこそ、それぞれの親によって考え方が分かれるところでしょう。15才?18才?20才?22才?

 親元から離し、一人暮らしをさせる。アルバイトや副業などでお金を実際に稼がしてみる。本人にとって家が居心地の良い空間であればあるほど、心を鬼にして、家から追い出す覚悟が親の方に求められます。

 目標を決めて、子育てをしていく

 子どもを自立させる上で、保護者の子育て方針というのは、非常に大きな要素です。愛するわが子だからこそ、子どもの自立を考えた上での家庭教育が重要になります。
  
 あなたは、お子さんが何才になったら経済的自立の入口に立たせる予定ですか。 
      
 愚者は賢者からも学べず、賢者は愚者からも学ぶ
 
 今号もお読みくださり、ありがとうございます。
 それでは、また。

 白坂慎太郎

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 追伸:いち早い自立をさせるためには、逆に、3才までは徹底的に依存させた方がいいことが、学説的に証明されています。3才までの間に心に安心感が作られると、3才以降で思い切った挑戦をしやすくなるからです。

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