伊那市坂下の常円寺下の辻には
いくつかの石造物が安置されています。
辻は伊那街道の起点となっていて
常円寺から経ヶ岳の麓にある
仲仙寺まで続く信仰の道です。
道中には54もの丁石があります。
辻には古い道標があって
「右ぜんかうし」「左はびろ道」と
陰刻されています。
同じ辻の一角には念佛供養塔を兼ねた
木曽へ向かう道の道標もあります。
もともとここにあったものなのか
わからないけど、現在の辻から少し
下がった位置にある国道は
現在でも権兵衛峠を越えて
木曽路へと続く道です。
「右 善行寺道」と陰刻
「左 木曾路」と陰刻