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今回の依頼主は元探検会のメンバーで同期のTさん。
長年愛用していたプリムスのバーナーに修理が必要とのこと。
そこで匠の私がお役に立とうと提案した訳なのであります。

伊豆の旅にてTさんが所有するバーナーのゴトクが3本あるところ

2本しかないという衝撃の事実を知りました。
2本だけのゴトクではコッフェル(食器)をのせることもままならず、
炎の上に手で持ちながら加熱するという荒業を行っていたのでありました。

破損した部分を観察すると繋ぎ目からパキっと折れている状態でした。
これでは使用に苦労しますね~。

匠の私は考えました。
浅はかな考えを持つTさんはハンダゴテで固定するといいかも

などと無茶な提案をしておりましたが、
ハンダではバーナーの使用とともに熱によって溶けてしまい

たちまち2本へと戻ってしまうこと間違いナシでしょう。
そこで匠は考えました。

熱に強くて強度も必要。。。

レーザー溶接を試みたわけです。

すると、、、

なんということでしょう~

2本のゴトクで食器をのせることもままならなかったバーナーが、
3本のゴトクによって見事食器をのせることができるようになりました。
さらに匠は収納のことも考えておりました。
固定するにあたり可動部分まで溶接してしまうと収納に苦労します。
わずか数mmの部分を避けるようにレーザー溶接しているではありませんか。
これでバーナーは新たな命を吹き込まれたわけです。

ということでツチさん約束通り直しましたよ~。
画像でも確認できると思うけどなんとかうまくいったよ!
完成したので取りに来てください。