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天竜川の浅瀬にいるおじさんを発見しました。
四つ手網で一心不乱に河底をガサガサしていたのです。
そうです、これが伊那谷名物の珍味?のザザ虫漁です。

寒い時期の天竜川ではこういった風景を目にすることができます。

ザザ虫の漁期にあたります。

そもそも、ザザ虫とは何者ぞ?
それは河底に生息するトビケラやカワゲラの幼虫で、
見た目はグロいけど、そこそこの清流に生息する生き物の総称です。

ザザ虫という名前の由来は川の浅瀬の音のことらしい。
浅瀬の「ざ~ざ~」って音。


捕られたザザ虫たちは佃煮や揚げ物で食べられます。
佃煮は食べたことあるけど揚げ物は食べたことないです。
信州には蜂の子やイナゴなど虫を食する文化があるけど、
ザザ虫を食べたことある人は若年層には少ないかも。
佃煮にしたらなんでも似たような味になるんだけどねー。

ちなみにザザ虫にはちゃんと漁業権が存在するのでむやみに捕っちゃダメです。
天竜川では天竜川漁協にお金払って捕らないとダメなのです。

魚に対する漁業権は養殖や放流の手間などあるからわかるけど

ザザ虫のような川虫に対する漁業権というものはなぜ発生するんだろう?

川の管理ということで一括の漁業権なんだろうか?

いろいろと疑問が湧いてきます。