天気が良かったので、南柑20号(温州みかんの仲間)の畑に、マシン油消毒しました。

トラックにタンク、ポンプ、ホースなどを載せて、畑に出ます。

マシン油は、天気が良くて暖かい日に散布するのが良いそうです。

暖かい日の方が、油の伸びが良く(粘っこくないので)、葉っぱや幹の隅々まで広がりやすいからです。

それにカッパを着て作業する人間がビショビショになっても寒くないので....。

みかん山と 海と 川と


マシン油は殺虫剤と表示がありますが、その他の農薬のように、それ自体の毒成分で殺虫するのではなく、油膜を害虫の表面に皮膜させることにより、呼吸できなくして窒息死させる効果があります。

なので、有機栽培などにも使用が許されています。
みかん山と 海と 川と

普通の農薬の殺虫剤のようにその成分で殺虫する場合、その害虫もだんだん薬に強くなって、連続して使用すると次第に農薬の効き目が弱くなっていくことがありますが、マシン油では窒息死させるので、害虫が強くなっていくことも少ないのです。

さらに、葉っぱの表面を油で覆って膜を張るので、木を冬の寒さから守る役割もあります。

下の写真は、マシン油を散布する前の木です。
みかん山と 海と 川と

そしてこの下が、散布後の写真です。
みかん山と 海と 川と

葉っぱの表面に油膜が張って、テカテカにツヤが出たようになったのがわかりますか?

特に葉っぱの表側をよ~く見ると違いがわかるのですが、写真ではわかりにくいかなあ。