(兄)です。
何気ない生活の中で
14時46分、
それは突如訪れた。
生産中、
揺れを感じ、地震が来た事を
察知したが、いつもの様に
治まるだろうと、
たかをくくっていた。
しかし、
ことのほか長く、
徐々に大きくなって来た。
前々から地震が来るとは
数々の情報で解ってはいたが
それが、この時であった。
この工場の2階部分は
機械の重量を支える為
補強が施されているが
機械と一緒に崩落したら
命の保証はないと思い
機械を止めた。
止めた直後に停電。
(今考えると停電前に止めて良かった。)
製造ルームを出て
他部署の様子を伺い、
棚を抑えている社員がいたので、
直ぐ止めさせ、避難の指示を出した。
横揺れの中
若手イケ面社員、
TOMOと避難口を確保。
後で聞いた話だが、
廊下に出るドアを
TOMOは逆に開け
ドアが開かないとパニクって
いたらしい。
(みなさん、押して駄目なら引いてみよう
)経験した事の無い
横揺れはどの位
続いたのだろう?
(3~4分位に感じた。)
下駄箱が倒れて出口を
塞が無い様、TOMOが手で押さえ
私は非常口を開け続け
外階段には出ずにいた。
階段の崩落を警戒していたからだ。
と同時に携帯電話を取り出し
自宅に連絡。
しかし、
全く電話の機能を果たさなかった事は
言うまでもないだろう。
続く。