41日 明石市が<中核市>に移行いたしました。兵庫県では、姫路市、西宮市、尼崎市に次いで4番目になり、全国ではこれで合計54市となりました。

<中核市>とは、あまり聞きなれない言葉ですが、簡単に申し上げますと、1995年にできた制度で、神戸市や大阪市などの<政令指定都市>に次ぐ規模の大きな市に、都道府県の一部の事務権限を移譲し、市が行うことができるようにすることです。今回は、兵庫県から明石市へ、保健衛生・福祉・教育分野を中心に約2,000の事務が移譲されることになります。これによって、明石市民の皆様に、より迅速で質の高いサービスを提供できるようになります。

記念式典は明石駅前の「あかし市民広場」で開かれ、ご来賓、関係者、そして市民の皆様約350人が晴れの門出を祝いました。私も来賓として出席し、ご挨拶をさせていただきました。明石フィルハーモニー管弦楽団による記念演奏から始まり、泉市長、三好議長、井戸知事、そして私のあいさつのあと、市長と知事の笑顔での事務引継式が行われました。続いて、市民代表5人の方より「明石市に期待すること」を発表。それを受けて、新職員の代表5人が誓いの言葉で応じました。最後に市長、知事、議長での<くす玉割り>がおこなわれ、会場から大きな拍手が送られました。

明石市は来年2019年、大きな節目の「市制100周年」を迎えられます。泉市長のお言葉をお借りしますと「中核市移行はゴールではありません。新たなまちづくりのスタートです。」市民に対して、より大きな責任を持つことになります。街づくり、地域医療や福祉、歴史文化の保護や育成など、多分野で様々な表現をされ、市民の多様な声に応えられて、市民の皆様とともに、「住みたいまち・明石」へと成長をされ続けることを期待いたしております。

私の人生の3分の1を過ごした思い出いっぱいの明石の、大いなる発展を祈念いたします。今回の式典に向けて準備を進められた多くの関係者の皆様に心より深く敬意を表します。ありがとうございました。