果たして、このようなメッセージを出すことが良いことなのか
かえって状況を悪化させることなのか、悩みましたが
このままでは、自分が前に進めないのであえて発信させていただきます
フジテレビの「上納文化」に関して私の名前が上がりました
私は、これまで周囲の人に対して
「アナウンサーに関して、上納システムといったものをこの35年間見たことも聞いたこともない」と話してきました
自分自身がやっていれば、そんなこと言えません
しかし、いま、私が15年以上前の飲み会において、元後輩男性アナウンサーを、おすぎさんに献上したと言う話が「既成事実化」
されて拡散されております
Xや私のInstagramにも、炎上と言う形でたくさんのコメントが寄せられています
ここで私は、今回取り上げられたようなことはなかったとはっきり表明させて頂きます
まず、同席したとされる女性アナウンサーと確認をしましたが
私も、彼女も、これまで
おすぎさんと食事をした記憶はありません
おすぎさんが「とくダネ!」のレギュラーを務めていたのは
ごくごく短期間で、連絡先も知らないのです
これは、一緒にいたとされる女性アナウンサーもそう話しています
おすぎさんとは食事をしたことがないと、本当は断言したいです
しかし、15年以上前のことで、食事会がなかった可能性が0とは言い切れません
ただし
「上納」は完全否定できます
どんなに昔であっても、おすぎさんや、例えばピーコさんであっても、若い男性を、こちらからあてがうことが、サービスであったり、あるいは、喜んでもらえることであると、一瞬たりとも考えたことがないからです
しかも
私と女性アナウンサーが目配せをして
「そういうものだから」と言って
エレベーターでおすぎさんと2人きりにする策をこうじる
「お食事代」と言うキーワードで差し出したのなら
おすぎさんが支払いをしてくれたのでしょう
その状況の中で、おすぎさんがトイレに行っている間に、私たち2人が先に帰るということがありえないことです
有名人や芸能人の方とお食事をして、割り勘であっても先にさっさと帰るなんてそんな失礼な事はしたことがありません
これまでの私の生き方からして
ありえません
そこも断じて否定します
もし、自分の中に、このことを否定できない部分があったら
これまでフジテレビ問題に関して
私は一切話をしていないはずです
OBの中でも、最も発信している1人が私です
フジテレビの惨状に黙ってはいられませんでした
しかし、何を言っても皆さんから批判されました
それも覚悟の上でした
もし、私が、おすぎさんに後輩アナウンサーを差し出しているとすれば、
黙って嵐が過ぎ去るのを見ていれば良いのです
自分に火の粉がかからないようにすれば良いのです
後で大嘘つきだと追い込まれるのが目に見えています
かれは、大変発信力のある元後輩アナウンサーです
さらに言うならば
彼は、若い時から上の人間にも周囲の人間にも恐れることなく、いろんな話をストレートに話しておりました
「自分の正義」と言うものを持っていました
若い時から泣き寝入りするような男性ではありませんでした
ただ、この15年以上
「笠井さん、なんであの時2人きりにしたんですか?
あの後、おすぎさん、大変だったんですよ」
そうした会話を彼は、私にしておりません
当時、何でも私に話してくれる後輩でしたが、その会話はしておりません
ただし、私は
「元後輩アナウンサーは、嘘をついている」
と、主張しているわけではありません
15年以上前のことです
彼は被害者として話をしております
被害者の方の経験を、第三者が全否定はできません
この食事会が現実に行われているとすれば、メンバー構成が違っていたのではないかと考えます
彼は、どこかで記憶違いをしているのではないかと感じるのです
今回は小倉さんのことも批判されています
「同席した女性アナウンサーは、小倉さんに耳を舐められた」
と、小倉さんのセクハラについて、元後輩アナウンサーは話しています
女性アナウンサーから、「そうしたことをされたことはない」とあらためて連絡がありました。
この女性アナウンサーの話も信じてもらえないのでしょうか?
15年以上経って、元後輩アナウンサーが
なぜ突然、施設に入っていると言われている、おすぎさん
そして、先日亡くなった小倉さんの名誉に関わることを
反論する機会が全く持てない人たちのことを実名で公表するのか、理解に苦しみます
被害を訴える彼を傷つける意図は、まったくはありません
彼は今、番組制作会社の社長をしております
去年、彼の番組に出演させて頂きました。本当に歓待してくれて
私の楽屋までわざわざ出向いて
「お会いしたかった」「ずっと出演して頂きたかったんです」
と出演を大変喜んでくれました
それは事実です
なかったことを証明するのは本当に難しい
今回、SNSの炎上の当事者になって、自分が発言したことではない、全く身に覚えのないことで、周囲の皆さんから批判されて
こんなに辛いものかと、心を痛めております
黙っていたほうが良いのではないかと、いろいろなところからご指導を受けましたが、黙っていれば、私と女性アナウンサーは、後輩男性アナウンサーを上納したと言う話が本当のものとなっていく恐怖を感じています
改めて、そのような事、絶対にしていないと心に誓ってお話しすることができます
私の話を信じていただけるなら幸いです
笠井信輔