散歩から帰った時に、屋根の瓦から、ぶら下がっている物が目についた。

蜂が巣でも作ったのかと、早めに取っておきたいと思い、梯子を掛けて屋根に登ってみた。

蜂の巣ではなかったので、近づいて触ってみると、バサバサと動き出した。

すずめが、屋根の瓦との間に入ってしまって、抜けなくなっていた。

最初、引っ張って、外そうとしたが、隙間がないので、できなかった。

瓦の先を見てみると、少し隙間のある箇所があった。

そこに向かって、少しずつ、動かしていった。

隙間の所に届くと、直ぐに、すずめは逃げて行った。

まあ、助けられて良かったと梯子を片付けた。

 

次の日、散歩の時に、すずめの鳴き声が気になった。

すずめと話ができたら面白いと考えて、散歩後に、鳥とのコミュニケーション、鳥との会話などの本を調べたが

残念ながら、ぴったりのはなかった。

いろいろと調べていると、バードコールという小さな道具があるのを見つけた。

木に小さな穴を開けて、ねじ山のないねじをその穴に入れて、木と金属をすり合わせることで、鳥のさえずりのような音を出すものだ。

自作もできるらしい。

機会があれば、買うか作ってみよう。

鳥と話をすることができたら面白いだろうと思う。