新型コロナもあって、自宅で過ごすことが多くなって、考える時間も増えました。
ふと思うのが、大量生産、コストダウン、効率化、スピードなどを追い求め続けていいのだろうかということです。
大量生産することで、コストを下げ、効率化やスピードを求めて、そのために本当に必要かどうかが分からない物の生産を続ける。
一方で、エネルギーや環境への対策も大きなテーマになっている。
どちらか一方ということではなく、バランスを考えた社会づくりが求められているように感じます。
では、それらを具体的に進めるにはどうするのがいいのでしょうか。
ひとつは、無駄な生産はしない、一方で物不足の人たちには届くような社会システムを構築していく。
そのためには、先進国の生産数量を落とし、発展途上国に生産技術を移行することも方法です。
これを実現する難しさは、各国や各企業が、自国や自企業の世界や業界での位置を高く維持したいということです。
一方で、自由に競争を続けようという考え方もあります。
ただ、それを続けると格差がますます広がりますから、それでいいのかという意見も出てきています。
社会の動きについていくだけでなく、ひとりひとりが考えて、行動していく時代なのだなあと感じています。