私が20年前に整骨院を開いたころは
とにかく患者さんの痛みを取ろうと
それまで学んだ知識や療法、テクニックを
総動員して治療に当たっていた。
でも目の前にやってくる
リアルな患者さんの痛みに
どんどん対応できなくなった。
そこでまた新しい療法を勉強したり
講習会に行ったりした。
それらはある一定の成果はあったが
患者さんの悩みを消すところまでは
いかなかった。
そんなときにしんそう療方に出会えた。
しんそうを習い実践し始めて間もなく
患者さんの悩みが解消し始めた。
全ての患者さんという訳にはいかないが
しんそうを知る前とは比較にならないほど
患者さんの痛みを消すことが出来始めた。
それはしんそうを勉強するほど
技を磨くほど確率が上がっていった。
今ではどんな患者さんが来ても
対応できる自信がある。
しんそうとは何?
と聞かれたら対症療法ではないと答える。
しんそうを知る前は
患者さんの痛みを取ろうと必死になって
それこそ対症療法にどっぷり浸かっていた。
今は患者さんの痛みは結果であって
原因は他にあることを知っている。
痛みの原因は身体の歪みである。
身体の歪みさえしっかり調整すれば
痛みが勝手に解消するのである。
それをしんそうで知ることが出来た。
しんそうは言わば根本療法である。
痛みを取ろうと
必死になって対症療法をしていたころは
患者さんの痛みに対応できなくて悩んで
身体の歪みを重点になおしている今は
逆に患者さんの痛みが取れてきている。
痛みにとらわれなくなったら
痛みが取れてきたのかもしれない。