自ら『適財適所』を切り拓いた人たち。

 

井深八重さん(1897~1989)

の2回目です。

 

ハンセン病と診断され、隔離病院に入院して3年。

 

身体にみられた湿疹がなくなっていることに院長は氣付きます。

 

『診察を受けること』を促されます。

 

そこで再診を受けたところすっかり完治していることが判明します。

 

いや、完治ではなくて、

そもそもハンセン病でなかったのです。

 

 最初の診断は誤診だった、ということ。

 

 もちろん井深さんは喜びます。

 

 嬉々としたその帰途、街中の笑顔で徘徊する人たちを井深さんは見ます。

 

 『でもその笑顔は以前の私が経験したように、『ひとたび病名を告げられればその途端』すぐ奪われていく』

人のしあわせ感のもろさを感じます。

 

その洞察は井深さんにその場その場を対処的に生きるのではなくて

今ある命に喜びを感じる日常のなかにこそしあわせがあると

 

 命がある限り喜びで生きている病院の患者さんのお世話をするのが私の使命

 

と決心します。

 

 

井深さんはその後、看護婦としての資格を取り神山復生病院で亡くなるまで患者さんをはじめとした人々への献身的救済への人生を全うします。

 

その行為はナイチンゲール記章、聖十字勲章等の栄誉を受けますが井深さんにとっての栄誉は

 

永遠の命が誰の中にもあり、そこへの氣付きのなかに真の安らぎがある

 

この当たり前だけど本質的な喜びとの出合いだったのではないかと想います。

 

無私・献身

 

という美しい言葉は実践によって命を得て、

自分のいのちは救われ、他人をそして

世界を救うことになる。

 

井深さんの人生は私たちにそのことを教えてくれています。

 

では井深さんの偉大で崇高な業績はどのような資質を基盤にしているのか

数秘・算命学から導かれる特長をいくつか列記してみます。

①親離れが早く、自立が促進される

 両親の離婚、実父多忙につき養育困難。

 叔父の元で暮らすが10代前半で合計8年間の寄宿舎生活をし、

 長崎で教職の道に入っています。

 

②献身精神が旺盛で世話好き

 井深さんの人生そのもの。

 基本的に本能的にこの特性をお持ちでした。

 

③いったん方針を決めたら最後までやり抜く

 学業をはじめ、生涯患者さんと共にその支援のため働くと決めたことを最後までやり抜く。その資質の主です。

 

④自分という木に成った実を惜しげ無く捧ぐ

 自己所有、名誉、栄達への関心はなく、自分の行動によって得られた果実はすべて捧ぐという星の持ち主です。

 

⑤真実の世界に身をおく

 うたかたの出来事、良い悪いの分別、損得勘定など一時的な容易に奪われてしまう『快楽』ではなく真の内なる存在を確信する生き方は本能的なものです。

 

⑥恵まれた人生

 前半生は物質的・機会的に幸せ

 後半生は本質的精神的な幸福

 

⑦努力を怠らない

 学業はさることながら、病院における献身は自らの発心によるもので無私を基盤にしているので自然な努力を繰り返すことになります。

 

⑧その分野の神様的存在になる

 『日本のマザーテレサ』と呼ばれるほどのカリスマ性。

 まさに生き方自体が神的存在。

 

⑨ボランティアスピリット

 身内他人の隔たりなく、すべての人に平等に愛を注ぐ星です。

 

⑩無償の愛を探求し、その愛を周囲と分かち合う

 発想が自由で枠に留まらずにいながら

 きちんと自分の世界観にまとめ上げ、

 安定的にすべての人に愛を平等に注ぐ傾向が観られます。

 

井深さんの命はひとつ。

あなたの命もひとつ。

したがって『一通り』の生き方が最も自然な生き方です。

 

いたずらに『あれも』『これも』という生き方ではなくて

ご自分の資質をフィルターにして生きることが最も自然です。

資質とは誰にでも備わっています。

大切なのは

 

〇どんな資質が自分にあるのかを知る

〇その資質の中で直感的に自分の『強み』としての資質をピックアップする

〇それを確信して実生活で体感することを繰り返すことによって

自分の『適財適所』を見つける

 

井深八重さんは天才的に(偉人はほぼそうですが)ご自身の特長と無意識にリンクして

使命を体感しました。

 

でも私たちも同じです。

 

知らぬ間に『一般的な価値観』にのみとらわれて

自分を知ること

を軽視するようになっている。

 

自分軸を知り、その軸から生み出されていく自己実現のイメージが『使命』へとあなたを誘うことになるでしょう。

 

井深八重さんはまさにその人でした。

ご自身の『適財適所』を見出したひとでした。

 

人は心がけ次第で『復活』できる。

その力は誰でもその資質のなかにある。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

井深八重さん

 

 

もうクレームなんかたくさん!

そうお嘆きの経営者の方々。

 

クレームをつくるのは『人』です。

その『人』が適財適所でないためクレームは発生します。

経営者が適財適所を間違っている場合。

そして本人も自分の『適財適所』の中に生きていない場合。

 

この二つのズレが『クレーム』を引き起こします。

 

ご自身は『適財適所』のなかに居ますか。

もしいないのなら『今』どんな状態でいるのか確認しませんか。

たった3秒の文字を書く時の心がそれを示します。

スタッフのこと

パートナーのこと

愛の3秒筆跡力を身につけませんか。

 

 

愛の3秒筆跡力は

あなたの『強み』を深掘りして

外側に影響されない『凜とした』あなたを引き出します。

 

現在無料一文字筆跡診断を実施中です。