カルデラ  スペイン語で「鍋」や「釜」という意味です.火山活動によって生じた大きな窪みのことを言います。

新たな祝日「山の日」の第一回目が8月11日に訪れ,その記念全国大会が上高地で開かれます.上高地は,槍穂高連峰の登山拠点の一つでもあります.実は,槍穂高連峰はかつて活動していたカルデラの中身で出来ています.

信州には、阿蘇の様な典型的なカルデラ地形というものは多くありませんが,東北日本の脊梁部には多くのカルデラが存在します.特にカルデラの地形が残っているものは,赤青めがね立体地図がその在り処を教えてくれます.今日は東北のカルデラの一部を紹介したいと思います.

沖浦(おきうら)カルデラの東側と,八甲田(はっこうだ)カルデラの西側は,八甲田火山群によって覆われています.

鬼首(おにこうべ)カルデラと向町(むかいまち)カルデラ.

向町カルデラがつくる盆地は,赤青めがね立体地図で見ると良く分かります.