先日、福井県の永平寺にお参りしてきました。
曹洞宗大本山でありますが、ここは雲水の修行道場。道元禅師の開山以来厳しい修行が続けられています。
現在は観光客も多いですが、修行道場であり、そういうことでは観光=光を観る、日常生活で見失っている何かに触れることも大切だと思いました。


山門。「家庭厳峻にして陸老の真門より入るをゆるさず」。厳格な規律に則っての生活、いかに権力者であろうと、禅の奥義を極めた者であっても命懸けの発心のないものはこの門より入れてはいない。
この門から入れる者は修行を志す雲水のみです。
参詣は吉祥閣から参詣順路に沿って山門に入ることができます。


毎日磨き上げられた廻廊。身が引き締まります。

さて、修行道場でもありますので、参詣の人にも坐禅体験や写経などがほぼ毎日、数回開かれています。
今回は坐禅体験を受けました。
受付で500円納めて約1時間の指導が受けられます。
雲水の先導で数人、吉祥閣4階の道場へ。道場の作法から坐禅の組方までご指導いただきます。
警策は坐禅の最後に希望者のみでした。右肩に一回、しっかりと打ち込んでくださいます。

ゆっくりと坐り、呼吸と一つになる。貴重な体験でした。