勉強会に参加してきました | 深深層秘抄

深深層秘抄

わが心にかなへる日々をあつめて、深き深き層にかくす集といへり

今年から始まった勉強会。
その第1回に参加してきました。
 
誰が来るのか、どういう形式なのか
まったく分からずドキドキでしたが
いつもの錬成会の面々が7人もいたので
和気ワイワイとやってきましたよ。
 
受付番号順に一人ずつ作品を掲出し
それに対して質問や指導を受ける~って感じで
人の作品の留意点を自分に置き換えて
見聞きしてきました。
 

(写真は持参するものを予め撮影したものです)
 
そんなこんなで11番目の私は
聯落ち2枚と半切2枚を出しました。
 
左、風信帖の臨書です。
実は、この次の錬成会の課題の予定で
自分で選文した場所を書いてみたものです。
活字を鉛筆でメモ用紙に書いて確認したけど
いざ聯落ちに書いてみると1行目が難題ね。
前半に行書の場所が連続するのに
行末は草書の連続でアッサリに。
といって、一文字送ると2行目末が「一」に。
3行目の冒頭の「商量」なのですが
本文は「量」レ「商」と書いてあるので
レ点に従って本来の並びに正しました。
4行目の10文字、余裕ありすぎかな?
全体的に文字が大きいかもですね。
 
その隣、今回の錬成会の課題の曹全碑です。
後半は文字が立派になってきて
だんだん似ていない~って言われました。
扁平で流麗に横揃え、もっと迫らなくては。
2行目の「名」についてですが
原本は「タロ」ではなく「月ロ」のように
「夕」の中の点が二つに見えますし
そのように書いた例も載ってましたが
説文等に従い活字と同じにしました。
 
その隣、写真は聯落ちなのですが
勉強会に持参したのは半切でした。
本文よりも真っ先に指摘されたのは落款。
本文、上半分が行書で下半分は草書と
上下のバランスが悪いと言われましたよ。
いつもの滞留してる作品ではなく
脱皮した作品が見てみたい、と
奮起を促されました。
 
右端は雁塔聖教序の臨書です。
半紙で書いてる場所を半切に纏めました。
文節の切れ目の関係で18文字となり
2行に書くことになったのですが
文字の大きさ、落款の部分が広すぎと
書き慣れていないの、バレました(汗)
細くても強い線、ふるの中道なかなかね…。
一方、競書誌に出品した3行ものの作品
審査で見た先生に「良かったよ」と
お褒めに預かってきましたよ。
 
昨日は聯落ちや半切を書いて
今日は作品を見てもらってと
2日連続で書道三昧の日になり
そしたら最後は、ね♪
 

 
三千櫻のの見比べをして
はい、酔い心持ちの日曜の夜で。