錬成会最終回。 | 深深層秘抄

深深層秘抄

わが心にかなへる日々をあつめて、深き深き層にかくす集といへり

日曜日、今期最後の錬成会がありました。
画数の多い冒頭の5文字の処理は
草書メインにしたのですが相変わらず。
2行目の上に「幕」を持ってきたのですが
後半の収まりが悪くなるので元通りに。
「幕」の字を「巾偏に莫」としたのですが
あまり用例がないので、こちも元通りに。
 

 
右は錬成会の最後に書いたもの
左は翌日に書き直したものです。
右の作品、1行目が弱かったのですが
今度は逆に3行目が貧弱になりました。
 
「帳」や「谷」の最終画はグダグダ。
前もそうだったのですが
「各」や「水」とかの最終折返しが課題ね。
「千」の横画、両方とも右上がりで窮屈。
「山」や「可」の縦画は上が重くて下が軽く
逆三角形になりすぎて文字として不安定。
書けば書くほど課題が浮き彫りに。
でも、この作品で得たヒントを
毎日に向けられたらと思っています。
 
はてさて。
平成26年から始まった錬成会ですが
今回の開催で終了する事になりました。
先生方の熱心な指導を受けられた事で
新しい発見やヒントを頂けましたし
一緒に書を勉強する仲間を得られた事も
大きな事だったと実感してます。
 
でもなぁ…。
 
いつまで先生方にオンブニダッコなの?
と言われても仕方ないのだけど
こんな素敵な稽古の場を失うの
とっても残念に感じたのは私だけではなく
みーんな同じ意見だったようで
なんとか続けられないかと画策中です。