錬成会とか競書とか | 深深層秘抄

深深層秘抄

わが心にかなへる日々をあつめて、深き深き層にかくす集といへり

 
過日、今年最初の錬成会がありました。
いつもは書き込んでから出かけるのに
今回、違う作品に追われてて稽古不足。
稽古不足を会は待たない~って訳で
徹底的に指導を頂いてきましたよ。
 

 
左は鍾繇の臨書。
課題が62文字と多字数だったので
1行に16文字か17文字かと迷い
両方を書いてみたけど文字が爆発。
16文字ペースを書き直しても変化なし…。
「與」のカンムリの右側は一画多い?
「撲」の旁や「進」のシンニョウ見えた通り
「賊」は本来の貝と戎に見えるように
書き手と彫り手と伝わる間の変化などを
どう考えて作品にするか~って考えました。
もう一回り小振りに書きたかったな…。
 
右2枚は五律の課題です。
真ん中は当日の最後、右は帰宅後。
「落」や「洛」の「各」が酷い。
時計回りに回す部分や最後の戻りの部分
潰れて真っ黒になると字が歪になり
字形としてどうなの~ってオチに。
かといって墨が少ないと弱くなる。
それと、私は左寄りに書くクセがあるのか
「望」の重心と中心が悪い。
右上がりが強いのは、早書きだから?
懐が狭いのは小さく書きたい意識過剰?
字拾いをして良い字形を選んでても
いざ書くと異物混入のようになってしまう
まぁ、いつも通りの悪戦苦闘でした。
 
半切は正月二日の書初めから書いてまして
その後に書き直したのが下の作品です。
 
 
右は日本文の課題。
最後の「梅の初花」の収まりが悪いね。
大小とか濃淡とか良い感じなのに。
 
真ん中は課題の藤原行成の臨書です。
太い細いを意識して書きましたよ。
半切に28文字~って基礎基本だけど
いざ書くとなると、難しい…。
隣と文字が横並びしないように
行間が見えるようにと書いたのですが
収まり具合、どうも決まらないままです。
「一」は少し黒めに~って思ったら
あーあ、やり過ぎかな(;´д`)
 
左端は随意の自運作品。
同じ文言で大きさが違うのを書いてまして
それを半切にしたものです。
かなり書き込んではいるので
見た感じではメリハリがあるかな、と。
が、先の聯落ちと同様の問題も。
「客」「路」「洛」とお得意の「各」や
「處」の中心重心が不得意な文字が
これでもかぁ~って競演ね。
この半切、錬成会の後に書いたものなので
少し成果が出てるかな、そうでもないな…。
それにしても、下が詰まりすぎですね。
 
はてさて。
年末から燻ってたコロナの炎が
やはり、燃え上がってきましたね…。
冬の五輪をする国も躍起になってますが
オミロ君、なかなか手強いようで
封鎖しても検査しても蔓延るのね。
一都何県、まん防で抑えられるのかな…。
マスク、手洗い消毒、ワクチンと
手を尽くしているのにね。
 
あ、少しは良いニュース。
過日、ラジオで投稿が2回も読まれまして
そろそろ「スッテカー」が届くかな♪
私だけに良いニュースですが(笑)