筆よ進め | 深深層秘抄

深深層秘抄

わが心にかなへる日々をあつめて、深き深き層にかくす集といへり

時間を上手に割り振りをしまして
昨日は2尺6尺、今日は2尺8尺を書きましたよ。。


P1005157.jpg
錬成会の課題、チャンと縦にも書きましたよ。
が、写真を見てガッカリ山積み。
「憶」「題」「何」って斜めに大きな字が並び
最後の文字が軽すぎて蛇尾のよう。
「深山秋事」が窮屈で不協和音で
「居別後空相」が画数的にスカスカで。
「事」の縦画を斜めにする意味は無さそうだし
「別」と「空」と「書」は行書かなぁ…。
ブログに書くより朱を入れて添削したい今で。

お隣さん、西嶽華山廟碑の臨書です。
先日の物、煩いのと細いのとだったので
丁度よいのをと思って書き直しました。
字が縦長になったような気もしますし
横に揃ってない気もしますね。
「風」と「應」の大きさ、違和感がありますね…。
1枚を書き終えるのに50分程。
って事は、1文字に1分ほど。
早いのか遅いのか、どうなのでしょうか?


P1005158.jpg
今日は午前は墨を磨りまして
午後からは気合いを入れるも空回り。
2枚目は2行目が収まりきらず破棄。
3枚目は墨が多く入り過ぎて真っ黒になり破棄。
なので、4号の筆に墨液に練習用紙と用意をし
骨書きのみたいに書いてみたのが右の作品です。
中央は先日の物、左は今日の最後の物ですが
墨の入り、足りないなと感じます。
墨継ぎをしっかり見せたい、渇筆を出したい。
潤から渇って思うも両立が難しく
いつも同じハードルに躓いている感じです。
2行目下の「山」と3行目の「忻」での墨継ぎ
シッカリ出せば作品の目処もつきそうかな?

美的になってるか?効果的かどうか?
そんな見方もしないとなのに
なかなか見えてないようです。
そもそも、見えてる頂が目指してる山なのかな?
字典を見なきゃ。止まって考えなきゃ。
闇雲に書いても3合目から進まないですから。


はてさて。
夕方、小筆に持ち変えまして
お礼と報告の手紙を書きましたよ。
封筒封筒って探してみたものの
過日の書道展の写真を2Lにプリントしましたら
その写真が入る大きさのが見当たらずなので
綺麗な図柄の大色紙の用紙を見付けて
折って切って貼って封筒を作製♪
書での工夫はイマイチなのに
こういう機転は働くんだなと自画自賛(爆)

昨日と今日、思っていたのは、筆よ進め。
明日、聞くかもしれないのは「君よ進め」
大丈夫、君よ進めって言ってもらいたいこの頃で。