仏教にはなぜ宗派・流派がたくさんあるのか? | 生きる意味と価値を知る 仏教と心身の修行講座

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宗教としての仏教ではなく、仏教が本来持っていた、心理学、哲学、修行法をお伝えします。心と体を使って楽しく修行していきましょう。

こんにちは、 ぶんりゅうです。

今日は、仏教の歴史についてのお話です。


仏教には、さまざまな種類があります。

大きく3つに分けると、

東南アジア系仏教(上座部仏教) - 伝統派
大乗仏教 ― 革新派
密教(後期大乗仏教) - 超革新派

になります。

どの宗教でも同じですが、伝統的解釈や方法を守ろうとする保守派と、状況に合わせて変えていこうする改革派がいます。

人の数だけ思想はあるので、2500年も経てば、たくさん流派があるのは、ある意味当然。


ユダヤ教の場合は、同じ神を信じながらも、キリスト教、イスラム教と別宗教に分かれていきましたが、仏教の場合は、後からできた宗教も全て仏教を名乗っているので、宗派や流派が多くなります。

私が修行したのは、空海が開祖の真言密教(真言宗)。
いわば改革派の最たるもの。

でも東南アジア系の保守派仏教の瞑想も好きです。


このブログのスタンスは、苦を減らし楽を増やすなら、
どの流派の方法でもよいというものです。

信仰するもしないも自由、信仰することで苦が減るならすればいいし、減らないなら信仰など必要ありません。

人の悩みや苦しみを増やすような信仰は、ぜひ止めていただきたい。

しかし、有益な情報やノウハウがあれば、流派にこだわらず謙虚に学ぶと、苦を減らし楽を増やすことに役立ちます


はしもと ぶんりゅう