3月28日にさとうわきこさんがお亡くなりになったとお聞きしました。
心よりご冥福をお祈りします。
長女が保育園に入園したての頃、馴染めずに居心地悪そうにしていた。引っ込み思案の子だった。娘にとって人生初の担任の先生は毎日絵本を読んでくださって、ある日迎えにいくと、「○ちゃんはばばばあちゃんがお気に入りでとても楽しそうに聴いています」と教えてくださった。以来、娘の表情も明るくなった。
それから家でも、ばばばあちゃんを読み、わたしもなんだか救われた。特に『いそがしいよる』のばばばあちゃんのユーモアと思いの丈の行動、あっばれ。
『せんたくかあちゃん』もしかり。
そのきっぷのよさったら!最後の「まかしときっ」の力こぶ。かくありたい。
今どき、「まかしときっ」と言ってもらえる安心感なんてそうそうない。
さとうわきこさんには、絵本を通して、子育て、いや人生そのものに大切なのは、ユーモアと大らかさと教えていただいた。
ほんとうにありがとうございました。