スーパーの花屋の店員さん、多分40代前後の女性に、「おかあさん…」と話しかけられた。

一瞬戸惑う。


そして、帰り道考える。彼女からすると、わたしはおかあさんなのか。おねえさんではなかったんだなと、59歳の私は思う。


自分からすると、まだ40代の人たちと同じ層にいるような氣がしているから、そんなふうに違和感を感じてしまうのだ。そういえば、以前にもガスの修理屋さんに、それは男性だったけど、やはり40代前後の人におかあさんと呼ばれて、違和感感じたのだった。


それでも、まだあらがって、痩せようと思った。

このぽっちゃり体型がよけい、年輩のおかあさん感を醸し出しているのだなどと。


だって、年上だって、素敵だなと思う女性に、おかあさんとは、呼びかけないのではないだろうか。なんて思ってしまう狭量。でも、親しみはあったのだろうから、素直に好ましく受け止めればいいのに。


それにしても、私は以前、子どもの本の専門店のスタッフをしていたので、ふと、思った。年上の女性に呼びかける時、どう呼べば妥当か。最近は、奥さんと呼ぶことは、あまりない。それは、相手が未婚の場合があるやもしれないので、よろしくない。

やはり、お客さんかな。


とにかく、もうすぐ還暦なのだ。


まだ、孫はいないが、孫には、ばあちゃんと呼ばれたいと思っている。


でも、人様の子どもに、いきなり、おばあちゃんと呼ばれたら、がっくりする氣もする。


要は、若くみられたいと欲をかいているということなのだ。


理想では、そんなこと、氣にしないばあさんになりたい。