「更生学」創設の勧め

医学は、主に肉体的な原因から病に苦しむ患者を治療し、救うための学問である。これは、薬学にも言えることだろう。

精神医学なら、各種の精神障害に対して治療することを目的とする学問である。



これに対して現在の学問領域は、犯罪というある種の社会病癖を治療する方法、学問領域をカバーしているのだろうか？

答へは否。犯罪者を具体的方法によって更生へと導くための学問は現在のところ存在しない。


私は、様々な犯罪者のタイプやその常習度、犯した犯罪の種類や原因等を事細かに分け、部類分けし、各犯罪者一人一人に合わせた更生方法を研究開発する「犯罪者更生学」なるものを創設するべきであると考える。

医学等でも不治の病があるように、全ての犯罪者が更生するとは思わないが研究を重ねる内に、不治の病がそうでなくなる場合もあるように、過去の研究では更正させることができなかった犯罪者を更正させることができるようになり、未来犯罪で苦しむ被害者を一人でも多く救うことができる社会を目指すべきである。






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