7月25日、六本木俳優座にて、「帰って来た蛍~令和への伝承~」を鑑賞して来ました。

 私の大好きなお店新宿の「薩摩おごじょ」の店主 赤羽潤さんの勧めで、初めて観に行くことが出来ました。

 赤羽さんは、鳥濱トメさんのお孫さんで、トメさんの意志を継ぎ特攻隊の思いを継承伝承活動を続けており、また母礼子さんのお店を継いでいます。お店の薩摩料理とお酒は、最高に美味しく、焼酎もつい飲み過ぎて帰りが危なくなるほどです。

 予想以上に、素晴らしい舞台でした。まず迫力と演技力が凄さに驚かされた。

 内容も素晴らしく、時々涙を堪えるのが大変でした。そして、トメさん役の伊藤つかささんが、いつの間にか、こんな素晴らしい舞台女優になっていたとは知らなかった。

 感想は、人それぞれ違うと思いますが、私は、宮川軍曹役が、自分が死んだ後に残った日本人は、自分達のことなどを忘れてしまうのではないかと、叫ぶシーンがあり、トメさんが、絶対に忘れるわけがないよ。というシーンが心に響きました。

 最後は、国の命令で玉砕までして最後の日本人の不屈の精神を示した若き特攻兵達。

 死んだら軍神になると言われ、戦後は軍国主義の権化のような扱いをする人達もいるのは事実だ。彼らの死は、戦争の勝利には意味がなかったかもしれないが、しかし、私はあるい大きな意味を残したと思う。

 そして、彼らほど本当の平和を願っていた者、平和の意味を理解していた者はいないのでないか、そんなことを考えさせられる作品でした。

 心より、英霊に対して敬意を表したいと思います。