中大附属中合格! Y君の合格体験記です。

 

 僕は3年生の2月からしんせい塾に通い始めました。
 4年生のころは成績が良かったのですが、まだまだ受験への意識が低かったため宿題を期限内に終わらせることができず、先生と話して、5年生の半ば頃にBクラスに移動することにしました。初めは不安でしたが、すぐになじむことができました。でも、6年生になっても成績は伸びませんでした。「まだ受験まで9ヶ月あるから大丈夫だ」と考えていました。するとゴールデンウィークの時に先生が僕に『自分特殊進化作戦』というものを作ってくださいました。僕のために作ってくれたのでありがたいなぁと思いました。その文の中にONE PIECE好きの僕でもわかりやすいように、「モチモチの実という悪魔の実を食べたつもりで粘り強く頑張ってください」ということが書いてありました。
 そのおかげで勉強をゲーム感覚で取り組めばいいんだと思いました。そして一週間の計画を立て宿題を解くということをしたためにちょっとだけ成績が良くなりました。
 でも、宿題が終わっただけで満足していたので、終わったらすぐにテレビを見たりしていてまだ受験生としての覚悟が足りなかったです。そのため、夏になっても家族とも受験を辞めるか辞めないかを話し合いました。それでもなぜか辞めたくなくて辞めずに受験することを決めました。
 秋のころから塾もどんどん実践的になっていきました。国語は先生特製の漢字と知識テストのプリント、理科はいろいろな中学校の問題を解く「一答入魂」の授業、社会は予習シリーズの問題と先生が見つけてきた難しい問題、算数は過去問の後に分からなかった問題を1対1で質問できる時間が特に役に立ちました。
 そして12月のはじめにあった「入試ごっこ」で中附の問題を本番と同じ形式で解きましたが、残念ながらあと26点のところで不合格になりました。その時はとても悔しかったです。これを糧に1月からは多くの過去問をがむしゃらに解くようになりました。
 試験日から残り10日になった日には卒業生が塾に来てくださり、話を聞けて、とても励まされました。ついに自分が今まで出すことができなかった本気を出し、算数の過去問で毎回のように合格点を超えることができるようになりました。
 そしてやってきた2月1日。僕はすごく緊張しました。ですが、「いつものとおりにやればいいんだよ」と言われたことと、先生からの激励の手紙を思い出したら普段通りに解けました。次の日の朝、合格発表を家族と一緒に見ると合格できていました。その時はすごく嬉しかったです。
 合格できたのはずっと支えてくれた両親とこんな僕を信じてくださった先生のおかげだと思います。いままで本当にありがとうございました。