事故などで、指を骨ごと切ってしまった場合、断端形成術といって、周りの皮膚をよせることができるように骨を削ってから皮膚を縫っていました。そのため骨を5mmほど削る必要があり、指がさらに短くなっていました。
 最近、キズを保護する材料(創傷被覆剤)を使うことにより、骨を削らなくても周りの皮膚、組織ができてきて、きれいに治るような治療をしています。
http://www.wound-treatment.jp/wound128.htm (治療の説明について夏井先生のHPが参考になります)
 治療の期間は、断端形成をするより多少長くなりますが、指を少しでも長く残すことができるので、長い目で見ると患者さんにとってメリットの大きい治療です。