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静かすぎる部屋から 少し外へと足を運ぶ

 

ふと 子供のころの夏休みに よく歩いて行った母の実家へ行こうかと。

 

あのころは、我が家から 曲がりくねった道を県道まで行き
その後は ただひたすら、まっすぐに 農道を向かう
距離はどれくらいだろうか?
たぶん 直線で数キロ・・

 

そう 夏休みは 家にいると いつも叱られてばかりで・・
中島のばあちゃんの家に行くと ばあちゃんはいつも優しいしお菓子も沢山!!
だから 夏休みは半月以上 そこで暮らしていた。

 

今、この年齢で、歩いてみようなどと・・かつては考えたこともない動作だが・・

 

けど 
母の実家は、母の兄も その奥さんもずいぶん前に他界し
残った長男(従兄)も 結婚もしないまま、数年前に亡くなった。
だから 家は 空き家・・

 

とういうはずが・・
車庫と 小屋だけが残り・・家は消えていた。
たぶん、関東に住む長男の妹が家だけを壊したのだろう・・知らなかった。
そう、これで まだ生きている、私の母も母の妹も・・
そいて、関西に住む、ここで生まれ育った人は 生まれた家を失ったと・・
そう 兄弟が多かった。母の兄弟は13人いた。 もちろん、全部が直接の血縁ではなく、
再婚、連れ子・・での話だったけど。
私が、小学2年の時、祖父の葬儀で 13人全員が集まった。
県内、関東、関西、湘南、北海道・・そう すごかった。 13人中一人だけ独身で
あとは全員妻帯者・・そして子供も・・
まあ、昔の家は 大き家だったから・・。

 

でも 消えた。

 

ふと
此処は つながらない場所だったと・・・・
 

 

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つながらない・・・・・・
人は
なぜ 生まれ 
そして 死ぬのか

 

命は なぜ・・・繰り返すのか・・・・・・・

 

あまり 大きなことは考えないようにしよう・・

 

ただ 人は 人をつなぐために生きてきている

 

他の命と同じく・・・・・・・・・・・・・

 

それを忘れるから・・

 

大きな苦難が 続くのではと・・

 

歩きながら 様々思いがめぐってしまう。

 

 

 

 

晴れ間あり 

 

小雪あり

 

 

つなぐ・・・・・・・・
そう
我が家も 

 

此処で切れると思う

 

10年先か、15年先かは わからないが・・
ただ
つなぐことができなかったのは この家と土地だけで
命は
つなぐことができている

 

それだけは 忘れずに 

 

亡き妻に感謝しなくては・・

 

 

 

2024-03-07 shin-s

誰かと話したいわけでもないのに、

椅子に長く座るのも、なぜかすっきりしない。

 

そとの騒がしさが 好きではないけど

静かすぎる空を見つめ続けても溜息。

いっそ、ドアを開けて そのままエンジン音に耳をむけ

どこまでも走っていったらいいと思うが、

ついたとき、そこに 誰もいないのが すこし 目にしみる。

 

そうなんとわがままな 思いなんだと思うが

でも いつも誰かがいるというのも やや息苦しい・・

 

ほんと どういう性格なんだろうと思う。

昔、遠い昔

母に叱られて・・農道をどこまでも走った。

疲れて、ねそべり

そのまま 空を見上げたら・・星が 落ちてくるような気がした。

落ちられたら、なんか怖いと思い

また 走り涙して 家を目指した・・

いま、

どこかで そんな姿が 懐かしく目に浮かぶ・・

やはり 帰るところは

どんなことを思っても

心の中で 探しているのだろうと・・・・。

 

 

日曜に、海辺の町から1時間かけて 娘と孫が訪問
14か月目の孫は、動きが速くなり やや持て余し気味で
加えて、やや 人の識別がはっきりしてきた様子で、夏場から時間は
慣れるまで要注意人物として扱われてしまった様子。
まあ、同居でもないし、みそ汁の冷めない距離でもないから
仕方ないと あきらめつつも、少々寂しい・・

そう 季節はめぐり 11月 晩秋だなぁ・・ということだけど
なぜか、やや 雰囲気は違う・・
今年の異常な暑さの影響は どこまで続くのかはわからないけど
あまり構えずに、明日に向かおうと思う
そう、構えたら・・孫も逃げ出すだろう・・なんて!。