神戸連続殺傷事件からすでに23年が経った。40歳前後の人であれば誰でも知っている残虐で猟奇的な事件だった。そして何よりも、そんな大それた事件の犯人として逮捕されたのが当時13歳だった少年だった事がより一層、社会に衝撃を与え、メディアでは連日のように報道された。事件のいきさつについては調べればすぐにわかるので割愛する。

事件を起こした少年は未成年という事もあり、少年Aという名前で報道された。少年Aは逮捕後に少年院に送られ、更生して再び社会に出た。そして2015年に元少年Aが『絶歌』という事件について綴った本を出版した事が話題となった。その本の印税を被害者の賠償に当てれるつもりだったらしいが被害者側は拒否している。その他にも「存在の耐えられない透明さ」というHPを開設したり(現在封鎖)、メルマガを発行しようとしたが、凍結されてたりという問題もあった。その一連の騒動後しばらくは元少年Aに関する報道は無かったが、今回、タイトル通りツイッターでもトピックスとして挙がっている加害男性からの被害者である土師淳君のご両親の元に手紙が3年届いていないという。

騒動後、元少年Aも居場所を尽く止めたメディアに追われるようになったらしいが、その後は、本当に話題として上る事も少なくなった。今、彼がどこでどうしているかは、ごく一部の人間だけが知っている事であり、もしかしたら誰も知らないのかもしれない。そして、もしかしたら日本にはもういないかもしれない。いや、もしかしたら生きているかどうかも分からない。どこかでひっそりと死んでいるかもしれない。

ただ、元少年Aが起こした犯罪は成人であれば極刑を免れない、犯罪であり。少年法の庇護が有ったから極刑を免れた事を忘れているのではないだろうか?極刑を免れた以上、一生背負うべき罪であり、償う必要があると思うが・・・どうだろうか?