研究授業ついに★ | シンパナblog    ~ドミニカ共和国にて小学校教諭の巻~

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青年海外協力隊としてドミニカ共和国サンティアゴに住み、小学校教諭として現地教員の算数指導力向上を目的に活動中。
読んで、時に『クス』って笑えたり、時に『よし!』っと元気になったり、『んー!』と考える機会になるような、そんなブログでありたい。

おら★

研究授業が今日から始まった。

全13回さぁどうなるのか?

半年前にはここまで活動ができるとはおもってもいなかった。支えていただいた方々に感謝。

グアテマラ研修を経て、他のパイロット校と連携がとれるようになって2回の研修会を経て今秋から研究授業。

グアテマラ研修で学んできた事後検討会の方法を共有する。

どんなものになるだろうか。ワクワク!!

10月22日月曜日

研究授業1日目、自分の学校

いつものごとく時間が足りないので、時間通り下校させ時間通り始められるように声をかけた。

校長と副校長が身内の不幸で留守のため、まとめ役のはずの教務主任マグの姿が直前になって消えた。

慌しく探していると、事務室でコーヒーを飲んで他の先生とだべっている。

「なにを考えているんだ?」と熱くなりそうになったけど、堪えて皆を集めて研究授業開始。

第1回ジャニーリス先生、1年生『0の導入』

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安心感と楽しさ、少しの緊張を与えるのがとっても上手なジャニーリス
参観者をも巻き込み、子どもをひきつける授業だった。授業の始めと終わりはイスに座って落ち着いて話をすることと子どもの名前を沢山呼ぶのが彼女の学級経営の秘訣なんだろうな。


事後検討会ではグアテマラ研修に一緒にいった教員養成校のアポリナール先生がファシリテーター。

どうなるかとttttっても不安だったけど、イイ仕事をしてくれました。

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こっちの意図をくんでくれて大活躍。

かけつけてくれた教育事務所のオリビアもアドバイスで活躍。

第2回マリベル先生、4年生『掛け算の導入』
きびきびとした声と態度で基本に忠実に授業をこなすマリベル
少し急いでしまったり、普段しない机間指導が案の条十分ではなかったけど、子ども達の授業態度から普段の学級経営の良さが伝わる授業だった。

教務主任マグが事後検討会ファシリテーター。やらなくちゃいけない場面にたったら力を出すマグ。よくがんばってくれた。マグダレーナの案で配った表彰状もとても喜んでくれた!

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他校の教務主任にも事後検討会の進め方を学んでもらうためにきてもらったんだけど、三マルティン校の教務主任ジャケリンが最後に今回の授業の的を得た素敵なコメントをくれた。

「一言だけ言わせて。授業はとてもよかったよ。でも一つだけ。研究授業で普通のようにできないのはわかるけど、もっと笑いなよ。先生が笑って楽しめばこどもたちももっと安心して楽しくのびのびと授業を受けられるから。」

みんなが共感して、いい雰囲気で終わることができた。みんなありがとう!

10月23日火曜日

JAB校グラディス 3年『割り算』
授業前に教室に向かうと、黒板が各項目ごとにしきられていた。前日に他校の研究授業を見た教務主任ブルニルダがよかれと思ったのかそうするよう指示したようだった。

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通常と大幅に異なること、そしてあまり良策とは思えないので先生に声をかけたら、「うん、私もいつもと同じように授業をしたい。」っと悲しそうに言うので「やればいい!」と言うと全部剥がして授業を始めた。

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グラディスはこどもの興味をひく授業をする。こどものことをしっかり考えているのが伝わる。できる子ばかり当てているようでもっとできない子への支援がほしかった。

JAB校ルーシィ 3年『角の分類』

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ルーシィは13人の授業者の中で唯一図形にチャレンジ。1年半前に僕達の研修会で勉強したのできっとやりたかったんだと思う。それだけでとてもほめてあげたい。
実際の授業は、先生自身、分度器の使い方が間違っていて、48度の角を作成するとこでほぼ90度、85度くらいの角になってしまったり、指示があいまいで、9割のこどもが何をしていいのかわからない状況になっていたり、見ていてとてもハラハラしたけどよくやりきってくれました。

事後検討会を教務主任にやってほしかったが、その趣旨も意図もあまり伝わっておらず、かなりグダグダとなってしまった。

伝える技術、伝わる技術。むずかしいね。

10月24日水曜日

IF校マヌエラ 3年『足し算繰り上がり』

元気で堂々と授業をするマヌエラ。表情も豊かでこどもたちも安心して楽しんで授業をやっていた。本時の課題を解決する式を個々で考える時間を与えたのはこの先生だけだった。

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事後検討会に関して、なかなかうまくいかず、どうすればよくなるのか?わからなくなっていたけど、今回は、改善点がどんどん出て質の高い検討会となった。

算数隊員と共に勝因を考えたところ、
①十分な時間
②先生方の意欲
③教務主任の理解
があがった。意欲の違いが抜群に他の学校と違うようにかんじた。

10月25日木曜日

研究授業のはずだったが、ハリケーンがきており、登校してすぐ全国的に下校となった。

せっかく首都からJICAの職員の方にきてもらっていたが、残念無念。

風が吹いていて今朝は少し寒かった。少し寒いだけでもここぞとばかりに冬服を着るこっちの人々。子ども達もそうだった。



中止になったのは残念だけどそのおかげでゆっくりと算数プロジェクトのこれからについて話し合う事ができた。

さぁあと2ヶ月がんばるんばるんば!