ついに【二ノ宮版、本編】が完結致しました。
本当に永い間ご声援ありがとうございました![]()
最後の2話はユル君とチェ尚宮目線という本編では珍しい構成で完結を致しました。
って、その前の……シン君が亡くなるシーン。
亡くなる直前までのシン君目線というなんとも不可思議な死に方を致しました。
チェギョンが大病を患い、先に旅立つと見せかけてのシン君の死。
実はこれは書き始めた当初から既に決めていた終焉でした。
日本の天皇陛下と皇后様も基本的には別々のお墓と言いますか陵なので、きっと韓国に皇室が続いていたらやっぱり皇帝陛下と王后は別の陵に入ることになると思いました。
(上皇様が『死後は上皇后様と同じ陵に』と望まれましたが上皇后様は『上皇様と同じ陵に入る等恐れ多い』と仰ったとテレビの情報番組で見たのか、雑誌で読んだのか、とにかくそんな発言があったことを記憶しています)
でも最初こそ上手く行っていなかったシン君とチェギョンもドラマ終盤で本当の愛を掴み本当の結婚式を挙げる間柄になったので、きっと死ぬまでもうお互いの気持ちに変化はなかったーー。
むしろ一緒にいても想いは募っていったと思い、実際そんなことをしたら大問題になりそうな『遺骨の一部を江陵に一緒に埋葬する』という展開にしました。
また、シン君が急死する間際に執務室から私室への道程を80歳のジェホンさんが背負いますが……。
あのシーン。
さすがにジェホンさんであっても80歳でシン君を背負い歩くのは困難だと思います。
というかムリだと思います。
それでもジェホンさんに背負わせたのは……。
それはやっぱりジェホンさん自身が急に最愛の人を亡くしたからこそ出来た、火事場のなんとか……だと思います。
ちゃんとしたというか、別れを惜しむ暇さえなくウンジョンを亡くしたジェホンさんだからこそ『なにがあっても最後にもう一目だけでも逢わせてあげたい』『自分のように別れの言葉もなく別れさせるわけにはいかない』
そんなジェホンさんの強い思いがジェホンさんにシン君を背負い歩かせたんだと思います。
そしてチェギョン。
シン君の葬送の儀を固辞しますが、しきたりに苦しんだことのあるチェギョンが見せた皇后としての品格、品位でシン・チェギョンというなにも知らなかった女性が皇室で生きてきた証のようなモノを感じととって頂けたら……と思ってます。
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まぁ、本当に長く続けて来た……大河ドラマのような二人の生涯を綴る小説も二人の旅立ちと共に幕を閉じました。
他の二次作家さんと違い苦しいお話、展開も多く、途中脱落する人も多数いました(笑)
まだYahoo!のブログ時代には……う〜んと……【皇太弟妃申氏】だったかなぁ?わざわざ鍵コメ(うわ〜!鍵コメって懐かしい〜!)で『あまりにもツラい内容なのでついて行くことが出来ません。これでお付き合いを止めさせて貰います』って書いてきた人もいました(笑)
いや……わざわざ止める宣言しないでコソッと止めて行ってくれ……そう思いましたよ![]()
また、本当に重い病気で続きを読むことを生き甲斐にしてくださっていた方が、最期に『最終回までお付き合い出来そうもありません……』と鍵コメしてくださり、その数日後にご家族から鍵コメにて『家族に見守られて息を引き取りました』とコメントを頂いたこともありました。
本当に色々な方にお読み頂けて幸せでした。
ホントは個人的に楽しむ為にYahoo!ブロで鍵付きで綴っていた二次小説でした。
ですが、ある日うっかり鍵をかけ忘れ、気づいた時には300人以上の人の目にうっかり話が目に触れてしまい『この前のお話はないのですか?』『続き、楽しみにしています』とコメントまでついてしまい……。
個人的楽しみにだったお話を開放するハメになった。
これが私の二次作家入りでした(笑)
このうっかりミスがなければ、私個人が楽しむだけのモノでしたwww
それから15年くらいでしょうか。
他の二次作家さんたちは比較的短いストーリーを多く展開しているのに対して、私は基本はこの二ノ宮版本編。
その他にリクエストのお話、オリジナルストーリーを展開してきました。
この数年は月2回の更新で、時々不定期で違うお話を公開するのがお決まりになっていましたが、Yahoo!ブロ時代は朝本編、15時のおやつに1話完結の短編、深夜二ノ宮リクエストのお話と1日に3本の別のお話を公開していた時期もありました。
一時期は私自身が精神疾患を患い二次小説引退宣言までしましたが、せめて本編だけは……と、本編に集中して公開をしてきました。
それもついに完結致しました。
あぁ……。
本当に色々な思い出が詰まっています。
誤字脱字も非常に多いです(笑)
なんせ数行先のことを考えながら書いているもので……誤字脱字に気づいていないケースが多くて……(笑)
それにも関わらずついて来てくださった皆様、本当ににありがとうございました。
Yahoo!ブロからアメブロにお引っ越しの際に迷子になってしまわれた皆様も、『やっと見つけました!』と帰って来てくださったり……本当にありがたいです。
本編はこれで完結です。
本当に今まででご声援、お付き合いありがとうございました。
二ノ宮 香衣
……さて、これからどうしようかな〜……。