皆さん、こんにちは。
「神がかりツアープロデューサー」の
神所 公一(かんじょきみかず)です。

さて、前回は、「禊」について書きました。
今日は、天照大神と素戔嗚尊のことですね。
この古事記の中では、姉と弟となっています。
どちらも、伊邪那岐命が、黄泉の国から帰ってきて
禊をしたときに、お生まれになったと
前回に書きました。

天照大神は、伊邪那岐命が左目を濯いだ時に、
月読命は、伊邪那岐命が右目を濯いだ時に、
素戔嗚尊は、伊邪那岐命が鼻を濯いだ時に、
お生まれになりました。

ここにも、一つ重要な事が隠されています。
濯ぐ順番です。左目、右目、鼻の順番ですね。
私の師匠から教わっている古神道の作法は、
必ず、左から始まります。
それは、古神道の世界では、神様から見て、
左が上位、右が下位となる決まりです。
何かの作法をするときも、必ず左から行うのです。

皆さんは、舞台を見に行ったことはありますか?
舞台には、上手と下手があるのをご存知ですか?
私達から見て、右が上手、左が下手ですね。
逆に、舞台役者からみて、左が上手、右が下手と
なります。
この原理は、古神道の作法と同じですね。
実はこの考え方(舞台の上手と下手)は、
万国共通だそうです。

もう一つ、左上位、右下位の事例を。
律令制度を取り入れた大和朝廷での、官位には、
左大臣と右大臣がありますね。
どちらが上位かわかりますか?
そうです!左大臣なのです。
会議の時の座る位置も、天皇からみて左側の
一番近い場所に座ります。

このお話、まだまだお話する事があるのですが、
「出雲の国譲り」の時まで、お待ちください。
左上位、右下位の考え方が、今も存在している
お話があります。

ではまた。

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今、こんなプロジェクトをやっています。
もしよかったら、覗いてみてください。

 和合プロジェクト『さくらさく』
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昔からの日本人の生活様式を知り、新しい時代を切り開く!
そして、日本人としての感覚(感謝・誠実・謙虚)を取り戻し、
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