組織論 〜軍事組織に学ぶ企業組織のあり方〜 -2ページ目

組織論 〜軍事組織に学ぶ企業組織のあり方〜

会社が存続する為に必要な組織形態を、軍事組織を手本として導き出し、それを自社に当てはめて実現する為の備忘録的なブログです。
主に自分の経験や、本を参考にしています。

こんばんは。

2週間前に「命令の徹底方法」について書きましたので、今日は「報告」について書いてみようと思います。

前回のブログ(命令の徹底方法)はこちら↓
http://ameblo.jp/shinround/entry-11749196445.html

さて、命令と報告は連動しているということですが、命令があればそれに対する報告があり、報告があればそれに対する命令(何らかの指示)があるということですね。

この循環があって組織は前に進んでいきます。

命令の構成要素は3つでした。
命令の背景
命令を受けた者の任務
時期(開始から達成まで)


これに対し、報告内容は次の通り
現在の状況
今後の計画


重要なのは、報告時期ですね。報告時期については色々考えられますが、これを守っておけば間違いありません。
1 開始報告
  「開始しました!」
  (命令を出した方にとっては、問題なく開始されたのかは意外ときになるものです。)

2 中間報告(開始時期と完了時期の中間)
  「進捗状況は~です!」
  (問題なく進んでいるのか、計画に遅れはないか、予定より進んでいるかなど)

3 完了報告
  「終了しました!」
  (次回以降の改善提案など含めていれば最高)

これに加えて重要なのが、「状況の変化時」「何も変わってない時」の報告です。

状況が変化した時(好転、悪転関わらず)の報告は非常に重要です。次の一手を考える上では、上司の判断というのがとても重要です。普通、上司は部下より多くの情報が集まるようになっていますので、現場であれこれ考えるよりも、上司に訪ねた方が、正確な状況判断のもと指示を出すことができます。

何も変わってない時の報告も重要です。何も変わってないからと言って、上司への報告を怠ると、上司は不安になるからです。

簡単に書きましたが、報告と命令の連続により、正しい状況判断のもと、計画は進められていくわけです。

最後に、報告もしっかり文書で出しましょう。急ぐときはまず口頭でいいですが、命令が文書で出されているのに報告が口頭だけだと、記録も残りませんし、命令の徹底もできませんからね。