説明した後に「わかりました」と答える人の何割が理解していると思いますか

表題の件、理解している人は1割だと言われています。

「わかりました」とだけ答えた人の9割の人はあなたの説明を理解してません。

でも、逆に言えば1割の人は理解しているんです。

コミュニケーションの約5割は誤解であるとも言いますし、半分の人は聴いている姿勢をとっていますが貴方の話を聞いている時に別のことを考えながら聞いています。

でも、それが普通なんです。

そう考えると、説明をした後に「わかりました」で終わらせず、「なにか質問はない?」だとか、それがなければ「聞いたことで理解できたことを教えていただけますか」という配慮が必要になるかと思います。

僕の職場でも、説明をした後で「わかりました」と言い、すぐにその場を立ち去ろうとする職員がほとんどです。大事な話の場合は引き留めて、なにを理解したのか教えてもらうことにしています。引き留めない場合、説明した内容にも寄りますが、間違えていることは約5割です。

上の話を思い出したのが、久しぶりに漫画が読みたいなと思い、白目みさえさん※1の書籍を手にしまして。

その中で、新米心理士くんが「俺なんて・・・せいぜい傾聴くらいしかできないっすよねー」と話すw

それに対して、先輩心理士はじめ職員一同が「傾聴がいっちばん難しいからな!」とw

そこで、先輩心理士の話を新米心理士くんが傾聴してみるんだが、うまくいかないw

聴き手側の『思い込み』『先入観』『決めつけ』が邪魔して、相手の立場に立って話を聞いていないのですw

話は最初に戻りますが、職場で他職員から説明を受ける場面でも『先入観』や『思い込み』『常識』や『固定観念』などを置いて話を聞かないと、説明を一回で理解することは難しいと感じるのです。

お詳しい方いたら補足をお願いします。(了)

※1 白目みさえさん
臨床心理士・公認心理師の資格を持ち、精神科に勤務するカウンセラー。著書に『白目むきながら心理カウンセラーやってます』などがある。

※参考文献
白目むきながら心理カウンセラーやってます/白目みさえ/2022年5月26日初版発行