コロナワクチンその不都合な真実/アレクサンドラ・アンリオン=コード著


感想


 この本でコロナワクチンの危険性を訴えるのは、遺伝学者であり、25年間RNA(人はDNAとそれをコピーしたRNAとタンパク質によって出来ている)について研究をしている方。ハーバード大学医科大学院で神経内科医、フランス国立衛生医学研究所の主任研究員という遍歴を持つその道の第一人者である。


 最新の研究で判ったことを以下に列挙すると、以下の8つとなる。


 ニューイングランド医学ジャーナル20229月で発表された記事によると、現在多く流行しているオミクロン株に対してワクチンは何回接種しても効果なし。


②ファイザー社のワクチン関連資料サイトによると2020121日〜2021228日までの3ヶ月間のデータだけを取り上げても、ワクチンによる死者1223人、好ましくない作用158893件の記録がある。


③ハーバード大学とジョンズ・ホプキンス大学の科学者による18-29才の若者を対象にした実験(2022912日の発表)によると、ワクチンの危険度はウイルスそのものの98倍までになる。


④コロナワクチンに使われているmRNAは、当初1つのタンパク質を作ると説明されていたが、実際は様々なタンパク質を体内で作っており制御できない花火と同じ予測不可な存在である。抗体が病気を無力にする代わりに症状を悪化されるリスクは2019年の段階で医師免許をもつ者なら知っていた事実だったが取り上げられなかった。


⑤ファイザー社の会長兼最高経営責任者のアルバートブーラは2022310日ワシントンポスト紙のインタビューで、「mRNAのテクノロジーは現在に至るまで何一つ製品化されてこなかった。」と発言している。歴史的に見ても、ワクチンも医薬品も全て失敗、今回初めて臨床試験を待たずに先に製品化されたのがコロナワクチンである。


mRNAの寿命は当初数時間と説明されていたが、20223月になって接種2ヶ月後の体内にも残っていることがわかった。つまり、2ヶ月間、体内に注射されたmRNAより身体中にスパイクが放出され続けることがわかっている。これらは、統合失調症や心筋症、ゲノム(遺伝情報)に影響を与えガンなどのリスクとなる。ゲノムへの影響に対してアメリカ疾病対策センター(CDC)は可能性を否定したが、現在に至っても根拠は何も提示されていない。


20212月皮下に注射されたmRNAを包んだ脂質の膜は組織に広がっていき、ラットにも、マウスにも、人間にも、重大な打撃を与えることが判明。免疫が破壊され慢性的な炎症状態に陥っていく可能性が示唆されている。


⑧ファイザー社、ビオンテック社、モデルナ社は、新型コロナ開発で80億ドル以上の公的資金を受け取っているが、現在に至ってもコロナワクチン製造原価の5倍以上の代金を設定し利益を得続けている。ノウハウや技術を発展途上国と共有することを拒否している。 


ざっとだが、以上のような問題点をこの本では取り上げている。これが全て現実なら恐ろしい話である。


 私自身も三回目まではワクチンを接種した。なぜなら、もちろんこれが全てではないが、福祉の現場で働いていて周りの人にうつさないようにしないといけないという社会的な圧力を感じていたからである。現在、世界の70%の人がワクチンを接種していると言う。ファイザー社の臨床治験は2024524日と予告されている。この結果が出るのがそこから約72年後だと言う。正直、結果を見ることはないが、やはりこのワクチンは世界を巻き込んだ薬害ではないかと私は感じている。ファイザー社の株価も日々下がっている。この辺にも答えがあるような気がしている。


 ワクチン肯定派の方もこの本を読んで今後どうするか決めてみても良いかも知れません。(了)