【成功事例】あるアーティストのワンマンライブの話 | 真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

【成功事例】あるアーティストのワンマンライブの話

島田です。

先日、アドバイスしているバンドのワンマンライブに
行ってきました。

彼らは短期間で凄まじく進化しています。

結果だけみても、

・人生初のワンマンライブを開催し、1週間前にはチケットがソールドアウト
・アルバムを完成させ、有名DJに推薦文をもらいリリース
・新しく誕生した事務所から声がかかり、デビュー

と自分たちで掲げた目標を達成していっています。

バンドの華であるヴォーカルの女の子が休養するという時期も
ありましたが、今できることにフォーカスして、
コツコツ活動を続けこのような結果を手に入れました。
(ワンマン開催時には女の子も復活してます)

まさにヒーローズ・ジャーニー。

なぜ彼らはこのようにスターダムに上り詰めたのか。

一歩一歩自分の理想に近づいていってるのか。

もちろん一言では語れない要素がたくさんありますが、
今日は、大成功をおさめた彼らのワンマンライブをヒントに
これから生き残るアーティストの特徴をお伝えしようと思います。

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レコ発記念と同時にワンマンイベントを開催

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3連休の初日。

大きなライブハウスではなく、小さな飲み屋のような場所で
イベントが行われました。

彼らの音楽はアコースティックな歌ものなので、
スタイルによくあっていました。

最高のパフォーマンスをするには、
自分たちにあったハコ選びも重要です。


同じ曲を、同じ演奏で聞いても場所が
変わるだけで印象が違いますよね。

彼らは自分たちをよく知っています。

だからこそ、こうした会場を選んだのです。

今回のハコは小さな飲み屋なので、完全予約制の限定60名。

入口では、リリースしたCDと無地の白いTシャツがいっしょにおいてあり、
マジックがあって、メッセージが書けるようになっていました。

ちょっと遅れて到着した僕もチャージを払って、
Tシャツにメッセージを書いて、お店の中に入っていき
満員だったので、入口付近の特別にお店が用意してくれたイスに座りました。

お店はすでに満員で、熱気に満ちています。

ドリンクをてきとーに頼んで、しばらくすると前座がはじまりました。

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はじめの前座はなんと、お笑い芸人

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内容はともかく(笑)、自分たちのワンマンの前座に芸人を
使って振り幅を演出するのはおもしろいですよね。

ギャップって大事です。

そして、知り合いである弾き語りミュージシャンも
2番手の前座として演奏していました。

メンバーのひとりと古くから親交があり、
エピソードも話していました。

メインのバンドと同じようなアコースティックな歌ものスタイルで、
お客さんの心をくすぐります。

期待感をあおるティーザーというものです。

じらし効果ですね。

で、

いよいよメインのバンドの登場です。

登場まで、はじめに前座をやった芸人が
司会をやってさらにお客さんの期待感をあおります。

肝心のライブは、曲順や演奏など素晴らしかったのですが、
それはもともと力のあるバンドなので、特に新しくはありません。

今回、僕らが注目したい点は...

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お客さんを虜にしていたMCです。

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ライブで曲の演奏以外でお客さんにジャッジされる要素MC。

今回のライブパフォーマンスは、特にMCが素晴らしかった。

メンバーは3人ですが、それぞれキャラを明確に打ち出していたし、
お客さんと臨機応変に〝対話〟しながら、空間を共有していました。

内容的に細かいところをみても、ファンを引き付ける要素が
たくさん入っていました。


例えば...

アルバムの制作秘話を話したり、レコーディング中に全員「泣いた」とか、
メンバーに対して「怒った」とか感情にフォーカスした話をしたり、
バンドや曲の制作の背景などを話したり、誰もが共感するような
エピソードを入れたり(ケータイのQRコードや歯医者の話など)、
前座のお笑い芸人より笑いをとる話をしたり(笑)

このようにMCでもお客さんを魅了していたんです。

ライブは休憩をはさんで、1部・2部制で行われ
アンコールもありました。
(1部・2部の入れ替え時は衣装替えもしてましたね)

アンコールでは、入口でお客さんにメッセージを書いてもらった
Tシャツに全員が着替え、最後の曲を演奏(みんなで合唱)。

熱烈なファンからは花束をもらってました。

さらにイベント後に、3人全員がお店の出口で
帰るお客さんひとりひとりにあいさつ。

そして、バンドオリジナルのチロルチョコを配りながら、
送り出していました。

ここまで、ファンを巻き込んで徹底して音楽活動を
しているアーティストも珍しいですよね。

僕は常日頃、これからの時代は

アーティストとファンとライブハウスが共存していく必要がある

と言っていますが、まさに彼らはそれを実行している
数少ないアーティストだと思います。

よくあるアーティスト側の一方的なオナニーライブではなく、
コール&レスポンスを意識し、ファンとコミュニケーションの成立したイベントでした。

メディアの影響かわかりませんが、お客さんやファンと距離をとって
あまり近寄らない方がカッコイイと勘違いしているアーティストが多いですよね。

何か意図的な戦略があるならまだしも、このような痛いアーティストは
時代に淘汰されていくので、まぐれあたりはしてもいずれは消えていくと思います。

理由などは時代背景など含めて詳しく話すと、複雑骨折なみに骨が折れる作業なので
割愛しますが一言で言えば、

アーティストに限らずすべての人間は「環境依存」だ

ということでよね。
(この辺、島田アートスクールの受講生のみなさんは教材などでしっかり復習しておいて下さいね)

かなり大事な視点なので、忘れないでほしいのですが
どこか遠くの理想郷を求めないで、自分自身で土壌(コミュニティ)を作っていく
ということです。

そもそもおいしいユートピアなんて存在しないので。

誰かが作った舗装された歩きやすい道に、あなたの成功なんてあるわけないですよね?

ですので、甘い話やおいしいものに飛びつかずに、自分自身の力で
自分の世界を作っていってもらいたいです。

それは茨の道になり、苦しい作業になるでしょうが、その道を通ってでも
音楽をやりたいのか、自分の人生にとって音楽って何なのだろうか、と
あらためて自問自答してもらうと見えてくる世界があるでしょう。

そういった第一歩が、あなたの音楽活動を大きく支えてくれるはずです。

話がそれてしまいましたが、今回紹介したアーティストは
まさに自分の手で自分の土壌を作っています。

それが少しずつですが、大きくなり花束をくれるような熱狂的なファンをうみ、
チケットはソールドアウトし、事務所からも声がかかる存在になるのです。

ポイントは、偶然ではなく、自分の目をしっかり見開いて
思い描いた世界を再現している、というところではないでしょうか。

アーティストに限らず、芸人でもタレントでも、たまたまなんとなくうまくいっちゃった人も
いますからね。

そうそう、彼らのレコ発での気になるCDの販売数ですが、
お客さんの半分以上が購入してくれたそうです。

一概には言えませんが、一般的には一回のライブで2~3枚売れればいいって、感じですよね。

レコ発ワンマンでも10%か20%くらいの人が
買ってくれればいいでしょう。

彼らの場合は60人に対して、35枚のCDが売れたそうなので、
いい結果だと思います。

彼らの今回のワンマンイベントの話には、あなたも参考になる点が
いっぱいあったと思います。

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特にどんな点を見習いたいですか?


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またメールやコメントをもらえたらと思います。

いろいろ学ぶ細かい点はたくさんあったと思いますが、
特にこれからあなたに意識してほしいのは

ファン参加型のライブ

ということです。

どんなカタチでもいいので、ファンを参加させる工夫をしてみて下さい。

理由は先ほど話した通りです。

もうひとつイベント作りのヒントをだすと、今回のライブって
身の回りで何か似たようなイベントを思い浮かべないでしょうか?

入口でメッセージを書いてもらったり、衣装替えしたり、
帰りにあいさつして、お菓子を渡したり、

思い浮かびました?

そう、結婚式や結婚式の2次会などですよね。

結婚式って大切な人に大事な報告をするハッピーなイベントですよね。

いつも結婚披露宴パーティーを主催している
と考えると、ずいぶん色んなことが見えてきませんか?

それくらいファンやメンバーやあなたの楽曲は
大切なものだってことです。

今回の話はたくさんのヒントが詰まっていますし、
ジャンルなどに関係ない大事な話なので、100回は読み返して下さい(笑)

それではー。


島田


PS:

今回のライブイベントでは、MCの素晴らしさをお話しましたが
もしあなたがライブのMCに自信がなかったら本崎さんのMC教材がおススメ。

僕との対談も特典でもらえるし、いろいろ参考になると思うので
一度サイトをチェックしてみて下さい。

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