札幌市民ホールにて、定例の親鸞聖人に学ぶ講座を
開催しました。
演題は
「善知識にあうことも
おしうることもまたかたし
よく聞くことも難ければ
信ずることはなお難し」(親鸞聖人)
のご和讃についてでした。
仏教では、「仏教を教える先生」のことを、『知識』といいます。
親鸞聖人は、その『知識』の前に『善』の字をつけて、
善知識と仰言っています。
正しい仏教を、正しく教えて下される先生のことです。
悪知識に対して、善知識と区別をなさっておられますが、
正しく教えて下される先生から聞かねばなりません。
その善知識にあうことが難しいと仰言ったお言葉です。
親鸞聖人が9歳から29歳まで、比叡山で仏道を求め
られたことを通しても、真実を聞かせて頂けるご縁の
有難さを仰言ったお言葉でもありますね。
報恩講にて、ご教導いただいた聖人の御心に添える
身になれるよう、光に向かって進ませて頂きましょう。