昔の思い出、生き方の基本
高校生の時、野球部でした。
小学校、中学校とスキーのノルディックの選手でしたが、イマイチ早く走る事が、出来ませんでした。苦手意識が有ったのです。
野球部の夏休みの練習は、毎日一日中有りました。
練習の最後に、観音崎迄の往復7kmのランニングが有りました。
疲れ果てて、とてもこれ以上動けないよ。
どうせ走り切れないよ。と思いました。
一年生だし、走り切れなくても、恥ずかしくないや。とも、思いました。
ヤケクソで、走るのが早かった 3年生の先輩について、走りました。
走り出して直ぐに、キツくなりました。
あの電柱までで、やめよう。
もう一つ先の電柱まで…。
完走は、考えていませんでした。
その先輩には、置いて行かれましたが、次の先輩に、くっ付いて。
息を吸うのが、苦しくて、あと一歩。あと一歩。
何と、完走できました。
それから、走る事が、速くなりました。
得意になりました。
それ以来、どんな練習も、全力を出せるようになりました。
疲れても、疲れても、まだ力が湧いてくる事を、知ったからです。
倒れこんでも、また、直ぐに立ち上がれて、走れる事を、知ったからです。
しかし、50歳を過ぎた頃から、休まないと、回復しない事も、学びました。