日本が誇る2つの聖地、伊勢神宮と熊野古道。
実はこの二つを結ぶ驚くべき古代ルートが存在していました。

この道は「伊勢路」と呼ばれ、古代から信仰の道として多くの人々が歩んできたのです。
伊勢神宮で天照大神を参拝した後、人々は熊野三山へと向かい、自然と神々の力を感じながら心の浄化を求めました。

このルートには険しい山々が立ちはだかり、度々海岸沿いを行く必要もありましたが、その困難さこそが旅人にとっての修行ともいえるものでした。

道中には石畳や古い鳥居、名もなき社が点在し、当時の人々の信仰心や生活を感じ取ることができます。

この古代ルートは、現代においてもその歴史の深さと神秘的な魅力で、多くの旅行者を引きつけ続けています。神話と歴史が交錯するこの道を訪れることで、私たちもまた、古代の人々が祈りを込めた心を感じ取ることができるのです。